名古屋城の天守の上から姿を消していた、シンボルの金のシャチホコ。
実は今年3月、16年ぶりに天守から下ろされ、名古屋市内などで展示されていた。
コロナの影響で低迷する観光業を後押しするためだ。

金のシャチホコが「空中遊泳」
22日朝、その2体のシャチホコを天守へと戻す作業が行われた。
シャチホコを運ぶのはヘリコプター。
まずはオスのシャチホコが入れられた鉄の枠にワイヤーを取り付ける。
そして…

重さおよそ1.2トンのシャチホコが宙に浮いた。
そのまま、まるで空中遊泳をしているかのように、名古屋城へと運ばれていく。

作業員が金シャチに引っ張られ…
そしてシャチホコは天守の上へと移動。
作業員たちがワイヤーを掴み、引き寄せるが…
作業員の一人がワイヤーに引っ張られ、体を大きく持っていかれる場面も。

しかし、その後は大きな問題もなく、2体とも作業を完了。
シャチホコは天守の屋根へと無事に戻った。

名古屋市・河村市長:
金シャチにはお戻りになって、ちょっと高い所から名古屋のみなさんを励ましたってちょーと。まぁそういうことですよね、これ。まぁみんなコロナで苦しんでござるで。

8月中旬ごろには天守の足場や囲いが外され、元通りの姿が見られる予定だ。
(「イット!」7月22日放送分より)