岡山・真庭市の蒜山高原に、持続可能な循環型社会を世界に発信する新たなランドマーク施設「グリーナブルヒルゼン」が完成し、7月15日 オープンした。
循環型社会に適応する新たな建築材料を使用した、木や自然と共に生きる循環型社会を体現する施設を紹介。

東京・晴海で使用された木材が里帰り

真庭市の蒜山高原に15日、オープンした複合施設「グリーナブルヒルゼン」。
パビリオン棟や屋内展示棟など、4つの施設で構成されている。

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中でも象徴となるパビリオン棟「風の葉」は、建築家・隈研吾さんが設計し、CLTと呼ばれる木材を縦と横、交互に組み合わせた分厚いパネルで作られている。

風の葉

2020年まで東京の晴海に設置されていたもので、このたびCLTに使われた木材の産地である真庭市へ里帰りした。CLTは、一般的な木材に比べ強度や耐震性が高く、循環型社会に適応する新たな建築資材として注目されている。

記者:
中に入ってみましょう。板と板の間にはフィルムがあり、雨風がしのげるそうです。虫の声も聞こえて自然を感じられる空間です

「風の葉」内部

観光文化の拠点として期待

建築家・隈研吾さん:
コロナで特に密な空間、コンクリートの空間ではなくて、自然にかえりたいと全世界の人が感じ始めた。この建築は、風の抜け方を計算してデザインしている。これがコロナ後のひとつの建築のモデルになれば

同じく隈さんが設計し、東京から移設された屋内展示棟は、ミュージアムと土産物売り場として活用されている。

また、サイクリングセンターには茅が使われていて、木や自然と共に生きる循環型社会を体現する施設となっている。

真庭市・太田昇市長:
木は活用してこそ自然は守られる。建築材料としても、エネルギーとしても、生かしていく。地域の価値を上げていく、そういう思いでこの施設をつくった

パビリオンでは今後、様々なイベントが行われる予定で、観光文化の新たな発信拠点として期待がかかる。

(岡山放送)