24時間いつでも販売…弁当の自販機が好調

新しい生活様式が求められる今、自動販売機を活用したビジネスが広がっている。
サラリーマンなどに人気のメニューを提供しているのは、福岡・古賀市のカフェ「ソイルキッチン」。

カフェ「ソイルキッチン」(福岡・古賀市)
カフェ「ソイルキッチン」(福岡・古賀市)
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そんな店自慢の弁当がー

坂本奈都美リポーター:
自販機が置いてありますよ! ちょっと見てください。福岡初、弁当自販機って書いてありますね

タルタルソースがたっぷりかかったチキン南蛮弁当に、ボリューム満点のハンバーグ弁当など、店で作った弁当など8種類を自動販売機で売り出している。

坂本奈都美リポーター:
出てきました。ビニールにしっかりくるんでありますね

さっそくレンジで温めて食べてみた。

弁当はしっかりと包装されている
弁当はしっかりと包装されている

坂本奈都美リポーター:
お肉がジューシーで柔らかい。24時間、いつでもお店の味が楽しめるのはうれしいですね

ソイルキッチン・三輪友絵さん:
インスタグラムで、今から家飲みしますというので(お弁当を)あげていただいて、飲まれている方も拝見しますので、ありがたい。店内と自動販売機、半々くらいで(売り上げは)いってると思いますね

ソイルキッチン・三輪友絵さん
ソイルキッチン・三輪友絵さん

この店では、コロナ禍でカフェの売り上げが半分以下に落ち込む中、自慢の手作り弁当を自動販売機で売ることにした。
対面を避けて、24時間いつでも買える便利さもあって、多い日で1日30~40個ほど売れるという。

コロナ禍で物品自販機が急拡大

全国の自動販売機の台数は、2000年をピークに減少傾向が続いている。
ジュースなどの飲料製品の売り上げが苦戦しているためだが、一方で、このところ自動販売機で飲み物以外の商品を売るのがブームにもなっている。

福岡・久留米市では、ユニークな自動販売機のコーナーもお目見えした。

コインズカフェ(福岡・久留米市)
コインズカフェ(福岡・久留米市)

JIHAN・堤真一社長:
こちらが「まちはん自販機」といって、久留米にゆかりのあるものを販売する自販機になるんですけど

自動販売機の中には、地元を代表する伝統工芸品・久留米絣の生地を使った小物のほか、久留米市の果樹園が作ったフルーツビネガーなども売られている。

久留米絣の生地でできた小物を販売
久留米絣の生地でできた小物を販売

この自動販売機は、久留米を元気にする地元の会社や店舗を支援することをコンセプトに誕生した。
仕掛けたのは、自動販売機を取り扱う会社の堤真一社長だ。
コロナ前までは、飲料製品が9割、物品が1割だったが、今ではクレープだったり、カットフルーツだったりと、物品を取り扱う自販機事業が会社全体の9割を占め、逆転現象が起きているという。

自販機は、1台70万円以上するが、堤さんの会社では手頃なもので月々1万円~2万円でレンタルできるのも好評の理由のようだ。

JIHAN・堤真一社長:
(現在)設置待ちが20台くらい。24時間365日動いてくれる、しかも販売員の人件費がいらない、初期費用もそんなにかからない。そこが一番うけてるんじゃないかなと

JIHAN・堤真一社長
JIHAN・堤真一社長

苦境の飲食店支える救世主に?

物品用の自動販売機を新たに設置するという福岡市の居酒屋を訪ねた。

あめり軒・山内直治店長:
7カ月閉めてたんです、去年。売り上げでいうと半分以下の以下。うちが通信販売のサイトを持っているので、それにつなげていけたら、お試しで自販機で買っていただいて食べていただけたら

あめり軒・山内直治店長
あめり軒・山内直治店長

販売するのは、このために開発したご飯のお供。赤い明太子に牛しぐれ肉をあえた、この店オリジナル商品だ。

物品自販機用に開発したオリジナル商品
物品自販機用に開発したオリジナル商品

この日は、堤さんも自動販売機の最終調整に立ち合った。

JIHAN・堤真一社長:
飲食店が一番困ってるじゃないですか。新しい販路を開拓したいという相談をめちゃくちゃ受けてたので。まずこういうので、ちょっときっかけを作って、お客さんに忘れられないよう、まず継続してほしい。なんなら、ここでもうけてほしいのが一番ですね

JIHAN・堤真一社長
JIHAN・堤真一社長

苦境の飲食店を支える救世主。需要の高まりは、今後も続きそうだ。

(テレビ西日本)