パラパラのチャーハン…熱々の餃子…安くておいしいと人気のチェーン店「餃子の王将」が6月25日にまったく新しいコンセプトの店舗をオープンする。

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その店舗とは、東京・世田谷区に開店する「餃子の王将 ジョイ・ナーホ池尻大橋店」。

開店準備中の店に一足先に入ってみると、従来の店舗では見慣れない「商品お渡し口」の文字が…

王将フードサービス 池田勇気販売促進部長:
こちらのお店はテイクアウトとデリバリーの専門店でございます

餃子の王将では初めてとなる、テイクアウトとデリバリーの専門店なのだ。

通常のメニューに加えて、ボリューム感のあるお弁当や、女性や高齢者向けの小さめのボックス弁当など、幅広い年齢層をターゲットにしている。

狭小物件で通常店よりコスト3割減

これまでの店舗でもテイクアウトはあったが、なぜテイクアウトやデリバリーだけの専門店を出したのだろうか?

王将フードサービス 池田勇気販売促進部長:
テイクアウトの需要が高まっている状況の中、店舗の大きさが狭小物件でも展開できるということで、通常店舗と比較して3割程度投資コストを抑えることができております

テイクアウトとデリバリーに特化する形で店舗をコンパクトにすることが可能になり、約3割のコストダウンが図れたという。

人気チェーンで進む“コンパクト化”

こうしたテイクアウト専門店オープンの動きが今、外食チェーン店で広がっていた。回転寿司のスシローは2021年2月、駅の構内にテイクアウト専門店をオープン。近くにある店舗のキッチンを活用することで、コンパクト化を実現したという。

すかいらーくグループも、ガスト・バーミヤン・から好しの3つを1つの店舗にまとめて、テイクアウトとデリバリーに特化した店をオープンしている。

自宅での食事ニーズに応えられ、出店費用のコストダウンも図れる、人気チェーン店のコンパクト化は、まだまだ広がりをみせそうだ。

(「イット!」6月24日放送より)