韓国

韓国で与党の次期大統領候補が相次いで東京五輪のボイコットに言及しました。丁世均(チョン・セギュン)前首相は、東京オリンピックパラリンピック組織委員会のホームページ上の日本地図に、韓国が独島として不法占拠する竹島が記されていることに反発。

「ボイコットなどあらゆる手段を総動員すべきだ」と削除を求めました。

また、李洛淵(イ・ナギョン)元首相もSNSで、日本政府が削除を拒否するならボイコットすべきだと主張しました。

一方、韓国のオリンピック委員会は「選手の立場を無視してボイコットを議論できない」と、否定的です。

二人とも2022年3月の次期大統領選挙に強い意欲を見せていますが、いずれも支持率が伸び悩んでいることから、挽回策として、過激な反日カードを持ち出したのかもしれません。

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米国・ロサンゼルス

北朝鮮大使館が白昼堂々襲撃され世界を驚かせた事件。その審理がこの裁判所で行われていて、法廷ではスパイ映画さながらの証言が飛び出しています。

金正恩体制の打倒を訴える団体のメンバー、クリストファー・アン被告は2年前、スペインにある北朝鮮大使館を他のメンバーと共に襲撃しパソコンなどを奪ったとして起訴されています。

アン被告の身柄をスペインに引き渡すかどうかの審理で、アン被告側は「北朝鮮からの亡命を望む大使館職員を、襲撃に見せかけて助け出すつもりだった」と主張しました。

さらに「身柄をスペインに移されたら北朝鮮に誘拐されるか暗殺されてしまう」と訴える異例の展開となり、裁判官は「判断が難しい」として結論を先送りしています。

クリストファー・アン被告(右)

ミャンマー

私はいまミャンマーにいますが、クーデターからおよそ4カ月が経ち、表向きは日常の暮らしが戻る一方で、緊張感も漂っています。

クーデターに抗議する市民の姿は、治安部隊の武力行使により、今はほとんど見られなくなり、市場やスーパーなどで、人々が買い物する様子がみられます。

市場では人々が買い物をする様子も見られる

一方で、町の中ではスーパーやホテル、商業施設などに入る際、手荷物などのチェックが今まで以上に厳しくなっています。これは、学校やスーパー、ガソリンスタンドなど各地で爆発事件が相次いでいるためで、治安部隊を狙ったものも多くみられます。
  
市民のデモが影を潜める一方で、国軍に武力攻撃を仕掛ける動きが出ていて、市民は、重苦しい緊張感の中で日常生活を続けています。 

米国・ワシントン

ワクチン接種が進み観光客が戻ってきたワシントンの名所がとんでもないことになっています!見てください、木にびっしりと付いているのは、セミの抜け殻です。このセミ、「ブルードⅩ(テン)」と呼ばれ、17年ぶりにアメリカ東部で大発生しているんです。

夏にかけて数十億から数兆匹が一斉に羽化すると予測されています。既にあちこちでセミの「襲来」が始まっていて、ミシュランの星付きレストランが「快適なサービスを提供できない」とテラス席の閉鎖に追い込まれました。

人間に害はないとはいえ、これだけ多いと不気味なのも事実で、セミの分布をリアルタイムで把握できる携帯アプリまで登場しています。新型コロナウイルスの収束傾向に安堵したのもつかの間、ワシントンはしばらくこのセミに悩まされそうです。

米国・ニューヨーク

公園に横たわっているのは、アメリカの象徴ともいえる、「自由の女神」像。まるで仏像のように肩肘をついて横になっています。「リクライニング・リバティー=横たわる自由」と名付けられたこの像、地元の彫刻家がアジアで見た仏像からヒントを得て制作しました。

アメリカのシンボルに仏教を合わせることで、見た人に「”自由”とは何か」を考えてもらいたかったといいます。

製作したザック・ランズバーグ氏:「西洋では、彫刻は永遠に立っているだけですが仏像は座っていたり、立っていたり、横になっていたりする。」「今回作った”女神像”は見上げなくていいし、触ることができる」)

全長7.5メートルのこの像、ニューヨーカーたちは触ったり一緒に寝そべったりしながら戻りつつある日常を「自由に」楽しんでいます。

イギリス

オリンピックパークには新型コロナウィルスで亡くなった市民を追悼するために新しいガーデンがオープンしました。庭園には行政区の数に合わせた33本の桜の木が植えられ、犠牲となったロンドン市民、およそ1万9000人を偲ぶ場所としてお披露目されました。

また、国会議事堂前のテムズ川に沿った壁には、イギリス全土で亡くなった犠牲者15万人を悼み、同じ数の手書きのハートが描かれています。ボランティアが呼びかけたもので、今も多くの人々が訪れ、祈りをささげたり、亡くなった人々にメッセージを寄せたりしています。

ワクチン接種が進み劇的に状況が改善されたイギリスですが、愛する家族や友人を失った人々の悲しみが消えることはありません。

イギリス全土で亡くなった犠牲者15万人を悼み、同じ数の手書きのハートが描かれている

フランス

実験コンサートを3日後に控え、参加者達の抗原検査が同じ会場を使って行われています。そして私たち報道陣もこのように、当日の抗原検査の結果の提出を求められるなど、対策は徹底しています。

参加者の5000人は18歳から45歳で、基礎疾患がないなどの参加条件に加え、コンサートの前後に3回の検査が必要となります。また、抽選に外れた2500人についても検査し、感染状況を比較調査します。

参加者:「前の生活に少し戻れた感じ、参加できて最高!」

2万人収容可能な会場内では、マスク着用の上で、歌ったり踊ったりすることもできます。音楽業界などが主催するこの実験、秋の本格再開を見据えた業界の本気度が伺えます。

実験コンサートを前に行われた参加者の抗原検査

ロシア

モスクワの関根です。ロシア製新型コロナウイルスワクチンの接種率が伸び悩んでいます。
大規模接種開始から半年近く経った今も、2回の接種を終えた人は、全人口の8%にとどまっています。

ソビャーニン・モスクワ市長:「モスクワのワクチン接種率は、どのヨーロッパの都市よりも低い。とても不思議だ」

モスクワ市政府は接種率を上げるため、ワクチンを接種した60歳以上の人におよそ1500円の商品券を配るなど「あの手この手」を繰り出していますが、効果は出ていません。

モスクワ市民:「ワクチンの効果に疑問を持っている。(ロシア政府の話は)残念ながら信じられない」

政府への不信感はもちろん、コロナの存在を信じていない人すらいて、街中でマスクをしている人は、ごくごくわずか…。プーチン大統領が「世界初承認」と胸を張る国産ワクチンですが、肝心の国民からの「承認」は得られていないのが実情です。

トルコ

トルコがいつのまにかヨーロッパの「ごみ箱」と化していたことに、衝撃が広がっています。

地中海の青い海…、そんなトルコ沿岸のイメージとは対照的に、海岸に不法投棄されたり野焼きされているのは、大量のプラスチックごみ。主にイギリス、ドイツなどヨーロッパ諸国から持ち込まれたものです。

プラスチックごみの最大の受け入れ国だった中国が2018年に輸入を原則禁止したことから、行き場を失ったごみの多くがトルコに渡り、輸入量が急増。環境保護団体の調査で深刻な実態が明かされると、トルコ政府は、レジ袋などに使われるポリエチレンの輸入を、7月から禁止すると発表しました。

トルコの税関に保管されているごみは1万トン以上、コンテナまるごと廃棄物のケースもあり、政府はこうした輸入ごみを送り返す協議も始めています。

 

中国・上海

白昼、政府庁舎前で突如、電動バイクが爆発。そのすさまじさと発生場所から、様々な臆測が飛び交っています。

爆発が起きたのは、中国東北部・遼寧省阜新市にある地元政府庁舎の目の前。1台の電動バイクが突如爆発し、周囲には火柱と煙が激しく立ち上ります。バイクの運転手は即死、周辺にいた5人がけがをしました。

アメリカの政府系メディアは元警察関係者の話として「意図的な行為」で社会への報復ではないかと伝え、ネット上には「自爆テロでは?」との声もあがりました。

同じ遼寧省ではこの2日前にも社会への報復が動機とされる、5人死亡のひき逃げ事件が発生したばかりでした。爆発の原因は調査中ですが、テロの可能性もくすぶっていて、その背景が注目がされます。

(SNSより)

中国・北京

いまから、新型コロナのワクチン接種を受けます。シノファームのワクチン、WHOが緊急使用を承認したワクチンと言うことです。

今回私が中国製ワクチン接種を決めたのは、まだ実例はないものの、この先、中国国内での移動や取材で、ワクチン接種歴が問題とされる場面が出てきそうなためです。深刻な副反応の報告がないことや、この先、一時帰国するときに日本で感染するリスクを少しでも下げたい、という気持ちもあります。

中国国内のワクチン接種回数はのべ5億回を突破、これまで中国ワクチンに慎重な姿勢だった日本大使館も、事実上職員の接種を解禁しました。外国人がよく利用するクリニックでも無料でワクチンを受けられることから、接種に踏み切る現地の日本人はさらに増えてきそうです。

岩佐特派員が接種した中国製のワクチン

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【取材:FNN海外特派員取材班】