5分間の持久走で倒れ…

男子児童の突然の死とマスクに何らかの関係はあるのだろうか?

2021年2月、大阪府高槻市の小学校で、当時5年の男子児童が持久走後に死亡していたことがわかった。男子児童が倒れた時、マスクはあごの部分にかかっていたという。

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行われていたのは、自分のペースを保ちながら5分間走る持久走。その終了間際、他の児童が男子児童が倒れていることに気付き担任教師に伝えた。

この時、児童のあごにマスクがかかっていて、その後、児童は病院で体調が急変、死亡したという。

教育委員会「大変重く受け止めている」

当時、大阪府内には2回目の緊急事態宣言が出されていた。

高槻市教育委員会事務局 杉野暁子課長:
緊急事態宣言下ということもありましたので、かなりの多くの児童が不安でマスクをしていた

小学校では国の指針に従い、体育の授業の際は「マスクを外してもいい」と伝える一方、感染などが「心配な人は着けてもいい」と指導していた。

担任教師は、倒れた後にマスクがあごにかかっていたことは確認しているが、走っている最中に児童がマスクをどう着けていたかは把握できていないという。

高槻市教育委員会事務局 杉野暁子課長:
原因というのがまだわかっていない中ではありますが、体育の授業という学校の教育活動の中で起こった事案でございまして、教育委員会としては大変重く受け止めております。いろいろな可能性も考慮して対策を講じて、安全安心な学校づくりの徹底をしてまいりたいと考えております。

男子児童が持久走でマスクを着用していたかどうか、また児童の死にマスクの着用が影響したか、調べているという。

(「イット!」5月27日放送より)