日本語にはクレイジーな表現がいっぱい!?

日本語には外国人が驚くような表現がたくさんあります。その不可解な面白さを外国の方にも伝えてみたい!

そんなあなたにお届けする「驚きながら学ぶ!クレイジー日本語講座」
"Mind blowing tips! CRAZY JAPANESE LESSONS."

日本語独特の表現を、楽しみながら覚えていきましょう。

「お荷物」を英語で言うにはコレ!

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土屋: 日本語には、名詞の頭に「お」をつけると丁寧な表現になるという法則があることは知ってますか?
Did you know that, in Japanese, you can make a noun sound polite by adding an "O" as a prefix?

ぺるり:「金」を丁寧に「お金」って言ったり、「風呂」を丁寧に「お風呂」って言ったりするやつだよね。
Like how kane (money) becomes okane, or how furo (bath) becomes ofuro, and so on?

土屋: だけど「お」をつけることで、その言葉の意味自体が変わってしまうパターンが存在するんです。
But sometimes, a word’s meaning completely changes by adding an "O" in front of it.

今日のクレイジーな日本語表現はこちらです!
And that brings us to today’s crazy phrase!

「お荷物」
Burden

ぺるり:「荷物」っていうのは、バッグとかトランクとかの荷物のことだよね。
「お荷物」は荷物を丁寧に言った表現ではないの?
"Nimotsu" refers to bags and suitcases, right?
Wouldn’t "onimotsu" just be a polite way to say baggage?


土屋: 違うんですよー。
荷物に「お」をつけて「お荷物」にすると意味が変わるんです。
It’s not! By adding an "O" and saying "onimotsu", the word comes to mean something else.

「お荷物」は、組織の中、あるいは相手にとって足手纏いになる人のこと。
"Onimotsu" refers to a person who’s a burden to another person or organization.

ぺるり: クレイジ〜〜〜!!! モノじゃなくて人になっちゃうんだ。 
Craazyyyyyy! "Baggage" turns into "person" !!

説得力を高めるにはこの一言!

人間の形をしてるけど動かない荷物のような人のことを、「荷物」に「お」をつけて丁寧にすることで皮肉ってるんですね。
By adding an "O" and making "nimotsu (baggage)" sound more polite, you can sarcastically call someone a burden that doesn’t move.

それでは、次回もお楽しみに!
See you at the next Lesson!

(連載「クレイジー日本語講座」第13回 / 毎週土曜更新)

 
 
プライムオンライン編集部
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FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。