新たな注射器…ワクチン1瓶につき5回から6回に増
一般の高齢者への新型コロナワクチン接種が各地で続々と始まり、本格化している。厚生労働省が発表した高齢者向けのワクチンの供給量では、愛知、岐阜、三重、いずれも5月10日から2週間で供給される量だけでも、これまでの累計の倍以上だ。
また、ワクチンとともに供給される新たな注射器で、さらに接種が加速する。
これまでワクチン1瓶につき5回だった接種の回数が6回になる。その理由は新しい「針」。
従来の注射器はワクチンを接種すると、針の根元付近にワクチンが余ってしまったが、新たな注射器は改良され、打った後に余る量が減り、より効率よくワクチンが使える。
1瓶に付き1回増えると、例えば10日から愛知県に供給される801箱で計算した場合、これまでだと約78万回あまりだったのが約94万回、約16万回分も多く打てる計算になる。2回接種で考えると8万人分の差ができる。
政府は6回接種できる注射器も活用し、全国の高齢者約3600万人分のワクチンを6月末までに供給する考えだ。
（東海テレビ）
