中国の新疆ウイグル自治区での人権侵害について意見を交わす国連のイベントが12日行われ、アメリカは「中国が人権侵害をやめるまでは声を上げ続ける」と非難し、中国が強く反発した。
イベントはウイグル族の人権問題について意見を交わすため、アメリカやイギリスなどが主催してオンライン形式で開かれた。
はじめに、父親が施設に強制収容されたとするウイグル族の女性が証言し、ウイグル族などに対する迫害が続いている現状を訴えた。
イギリスの国連大使は、この女性の証言などから拷問や強制労働などがあるのは明らかで、中国は国連の調査を受け入れるべきだと主張した。
また、アメリカの大使も「ウイグル族など少数民族への大量虐殺と人権侵害をやめるまで立ち上がり声を上げ続ける」と中国政府を批判した。
これに対し中国は、ウイグル族への人権侵害を否定するとともに、政治的な茶番だと強く反発した。