日本時間午前2時に行われたAppleの発表会から、”丸いボタン”のような新商品に注目する。

"大切なモノ”の居場所が見つかるボタン

新色のiPhoneやカラフルで新しいiMacが登場する中、丸いボタンのような新商品が…その名も「Air Tag(エアタグ)」。

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一体何に使うかというと…

日本時間午前2時に発表された映像:
ソファに鍵を食べられたら、”エアタグ”が手伝ってくれるよ

大切なモノにこの「エアタグ」を取り付けると、見当たらなくなったときにiPhoneの画面上に方向が示され、探し出せるという優れものである。

「Air Tag(エアタグ)」1パック3800円・4パック1万2800円(共に税込み)

取り付けるのは、カバン・財布・自転車、さらに迷子防止で幼い子供やペットにも付けることができる。

そして、離れた場所に置き忘れたときには、世界中にある数億台のiPhone・iPadなどのデバイスの「探す」ネットワークが、「エアタグ」を追跡する手伝いをしてくれるということだ。

この大注目の「エアタグ」、ネット上ではプライバシー面などが気になるという声も上がっている。

信頼で成り立つシステムだが…

イットのスタジオでは…

佐々木恭子アナウンサー:
ITジャーナリスト三上洋さんに、このプライバシーがどうなっているのかを取材しました。
エアタグについて三上さんは、
「『自分で探す』という機能を使っている場合には、情報が暗号化されているので人に知られることはない。ただ、人に探すお手伝いをお願いする『探すモード』に切り替えた場合には、見つけてくれた人に自分の連絡先を伝える必要が出てきます」
…探してくれた人には、連絡先を伝える必要があるということです。

例えば、住田さんが出張先で鍵をなくしたとすると、近くにいるときに『自分で探す』機能を使えば、人に知られることはないです。
しかし、東京に戻ってきてしまった。もう見つからないとなると、他のiPhone・iMacなどのデバイスを持っている人に探すお手伝いをして貰います。
住田さんの鍵を見つけてくれた場合、見つけてくれた人に自分の連絡先を伝える必要があるということです

住田裕子弁護士:
個人情報を知らせるのは信頼できる人にしないと、もしかしたら漏れてしまう恐れもあるということですよね。
ということは、見つけてもらう人を確保していないといけないですね

佐々木恭子アナウンサー:
信頼で成り立つシステムだと思いますが、それを知らせてでも守りたいものにタグを付けるというのが良さそうです

(「イット!」4月21日放送より)