マスク生活が長引き、マスクによるニキビ“マスクネ”が急増。街でも多くの女性から悩みの声が…
マスクによる肌トラブル“マスクネ”とは?
ーーマスク生活になって肌に変化はあった?
20代女性A:
赤い湿疹、ブツブツができたりとかは増えました
20代女性B:
マスクしてから元々肌が弱いので、荒れたりとかニキビができたりして困りました。(マスクを着けて)1カ月くらいで出ちゃったので、皮膚科に行って今も通っている状態です
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マスクを着けることによる肌の状態について行った調査によると、半分近い人(47.5%)が「悪くなった」と回答。
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では、なぜマスクをつけると肌の状態が悪くなるのか?美容クリニックの医師に聞いた。
スキンリファインクリニック 篠原秀勝院長:
一番大きな要因はマスクの摩擦。摩擦によって肌の表面が傷ついて、ニキビだったりその他肌荒れが起こるんですね。「マスクネ」と呼ばれて、この1年ですごく増えていると思います
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「マスクネ」とは、“マスク”と英語でニキビを意味する“アクネ菌”を合わせた造語。
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マスクを長時間着用することによって現れる、ニキビ・肌荒れなどの皮膚の炎症のことを指すのだそう。
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マスクの摩擦によって肌を守るための角層が厚くなり、そのため毛穴の入り口がふさがれてしまい、そうすることで皮脂がたまり、ニキビになりやすくなってしまうのだという。
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冬場の乾燥では保湿成分が奪われ、一方、暖かくなるとマスク内が蒸れやすくなり、どちらも「マスクネ」が発生しやすい状況だという。
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「このところの寒暖差の激しさも、肌の状態の悪化につながる」と篠原医師は指摘している。
マスクネ対策「日々のスキンケア」「マスク選び」
行うべき“マスクネ対策”があるいう。まず1つ目は「日々のスキンケア」。
スキンリファインクリニック 篠原秀勝院長:
肌というのは、元々ある程度保湿されていることで健康を保っていますから、乾燥すること自体で肌に悪影響を及ぼします。毎日家に帰ってマスクを外してよく洗顔したあと、よく保湿することが大事
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そして、2つ目は「自分に合うマスク選び」。
スキンリファインクリニック 篠原秀勝院長:
直接肌に当たらない構造のマスクっていうのは、多分どんな方でも対策として有効な方法になります
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“マスクネ”人口が増える中、最近では“肌荒れしにくいマスク”が続々と登場している。まずは寝具メーカーが開発した、肌にやさしい「パフマスク」(税込み1980円)。
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マスクの裏地を見てみると、細かい毛が・・・実は毛足3mmの化粧パフを使ったマスクだという。
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オーシン 渡辺哲広社長:
どんなものが肌に優しいんだろうって中で、女性の方が「お化粧するときにパフを使いますよね」という、女性からの意見があって…
ガーゼのマスクに比べて2.8倍のなめらかさを実現。さらに、生地の気密性が高いことから、飛沫も出にくいとメーカーは伝えている。化粧もつきづらいのだそう。
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続いては、有害物質から守る次世代マスク「ブリーズマスク」(税込み1万780円)。
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フィリップス・ジャパン 柳澤真吾さん:
PM2.5の対策用マスクとして開発されておりまして、日本では去年の11月に納入させていただきました
1万円以上するマスクの性能の最大の特徴は、N95規格の高密度なフィルターを使用。
フィルターによってPM2.5・花粉は95%カット。さらに、飛沫・ウイルスは98%以上もカットするとうたっている。
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気になるマスクのボタンを押すとファンが回り、空気がマスクの中に循環される構造に。
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また、3Dデザインが顔のラインにフィットし、密着しながらも口元はマスクが張り付きにくいので、化粧崩れの悩みも軽減することが期待されている。
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篠原医師によると、こうした対策をとっても一向に肌荒れが解消されない場合は、放置することなく「悪化が進む前に医師による専門的な治療を受けてほしい」としている。
スタジオでは・・・
佐々木恭子アナウンサー:
思い返すと去年の春は、一時期マスクがどうにもこうにも手に入らないことがありましたよね。そう思うと今選べるようにはなっているのですが、1万円超えのものもあります。ファンによって通気性が良くなって肌荒れがしにくい、こもらずに済むというものなんですが、加藤さん、マスクとの付き合い方はどうしてますか?
加藤綾子キャスター:
日々こまめに洗って、こういう凝ったのは使ってなかったですね
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ジャーナリスト 柳澤秀夫氏:
1万円でしょ?値段を考えると使い捨てをたくさん買って、こまめに変えた方がいいかな、なんてちょっとへそ曲がっているのですが…
加藤綾子キャスター:
男性で肌が強かったらいいんですけどね。女性とかで肌弱い方は気をつけないといけないですね
佐々木恭子アナウンサー:
いろいろたくさん出てますので、試しながら(自分に合うマスクに)出会えるといいですね。
ジャーナリスト 柳澤秀夫氏:
1年前から比べると恵まれた環境になりましたね
(「イット!」2月22日放送分より)