地震でネコが逃げてしまった時の探し方

13日夜に発生した福島県沖を震源とする地震。

福島県と宮城県では震度6強を観測したが、地震で驚いたのは何も人間だけではない。「大きな揺れにびっくりしたネコが逃げてしまった」という投稿がTwitterで多く見られたのだ。

すぐに戻って来るのであればいいのだが、大事なネコが逃げてしまって見つからなかったら不安だろう。そのような中、獣医師の獣医にゃんとす(@nyantostos)さんが、ネコが逃げてしまった場合の探し方をTwitterに投稿し、注目を集めている。

獣医にゃんとすさんが投稿した、ネコが逃げてしまった場合の探し方のポイントがこちら。

・室内飼いのネコの場合は、家の近くに隠れている可能性が高いので、1週間以内は半径500m以内を徹底的に探すこと。

・探す時はネコが隠れそうな茂み、車や物置の下や室外機周辺を注意深く探す。

・驚いたネコは上に登る習性があるので、屋根や木の上などにも目を向ける。大好きなおやつをふりながら探すのも良い。

・ネコは隠れ家を好むので、ダンボールに入口の穴を開けた隠れ家をつくり、中にお気に入りの毛布やクッションを入れて、おうちの近くに置いておくのも効果的。

・ネコの習性を考えると、探す時間は早朝もしくは夕方から夜にかけてが良く、ネコは目が光るので案外暗い方が見つかりやすい場合もある。

・警察・保健所にも連絡を入れること。

逃げてしまって見かけなくなった場合でも、実は室内飼いのネコは家の近くに隠れている可能性が高いということだ。是非とも飼い主は、諦めずに注意深く、家の周囲を徹底的に探してほしい。

しかし、そもそも逃げたネコはなぜ遠くまでは行かないのだろうか? また、今後の地震に備え、ネコが逃げてしまわないようにすぐにできる対策はあるのだろうか。

獣医にゃんとすさんにお話を伺った。

車の下も注意深く探そう
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対策は「普段から外に通ずる窓やドアを開けない」

ーー室内飼いのネコが遠くに逃げないのはなぜ?

完全室内飼いのネコちゃんは外の世界に慣れていないため、怖がって家の近くの物陰に隠れてしまうことが多いようです。逆に普段から外に行き来しているネコちゃんは少し遠くまで逃げてしまう傾向があるようです。


ーー地震が起きた際にネコが逃げてしまわないよう、対策できることはある?

窓ガラスが割れないように補強しておきましょう。また、地震の揺れなどに驚いたネコは予測不能な動きをします。ネコを過信せず、普段から外に通ずる窓やドアを開けないように心掛ける必要があると思います。網戸も破って逃げ出すのでダメです。

例えば、お部屋の換気がしたい場合はネコをケージに入れてから窓やドアを開けるといった工夫が必要です。ネコが逃げてしまった時のために、マイクロチップを入れておくことと併せて首輪をつけておくと、一目で飼いネコだとわかります。


ーーもし全く見つからない場合はどうしたらいい?

諦めずに探すしかありません。保健所や警察署に忘れずに連絡しましょう。一方で保健所=殺処分のイメージがあり、保護してくれた人が保健所等に連絡していない場合もあります。そのため、チラシやビラ配りも同時に行った方が良いでしょう。

木の上にいるかも

興奮している場合はそっとしておこう

ーーネコが自分で帰ってくることはある?

あると思います。玄関前にお気に入りの毛布や飼い主さんの匂いのついた衣類をダンボールに入れて置いておくと良いかもしれません。


ーーネコが脱走していない場合でも、どのような対応をしてあげることが重要?

怖がって怯えたり、興奮している場合は無理に構わずそっとしておきましょう
。無理に抱きしめたりすると、飼い主さんが怪我をする場合があります。また窓ガラス等が破損して外に逃げる可能性がないか、よく確認してください。

お部屋の中に「隠れ家」があるとストレス軽減につながるというデータもあるので、ダンボールやケージ、家具などをうまく使ってお部屋の中に隠れ家を作っておくと、地震などの災害時にも役立つ可能性があります。

ネコは大事な家族


地震に驚いたネコは予測不能な動きをするため、普段から外に通ずる窓やドアを開けないように心掛ける必要があり、興奮している場合は無理に構わずそっとしておくのが良いという。

地震はいつ起こるか分からない。大事な家族の一員であるネコを守るためにも、逃げてしまわない対策をし、もし逃げてしまった場合の探し方もしっかりと覚えていてほしい。

獣医にゃんとすさんツイート全文

地震で猫が脱走してしまった...というツイートを見ました。猫の探し方のポイントです。1週間以内は半径500m以内を徹底的に探すようにしてください。特に完全室内飼いの猫ちゃんは発見場所の中央値が39mと、家の近くに隠れている可能性が非常に高いです。探す時は猫が隠れそうな茂み、車や物置の下や室外機周辺を注意深く探しましょう。驚いた猫は上に登る習性があるので、屋根や木の上などにも目を向けてください。大好きなおやつをふりながら探すのも良いです。

また、猫は隠れ家を好みます。ダンボールに入口の穴を開けた隠れ家をつくり、中にお気に入りの毛布やクッションを入れて、おうちの近くに置いておくのも効果的です。また猫の習性を考えると探す時間は早朝もしくは夕方から夜にかけてが良いでしょう。

猫は目が光るので案外暗い方が見つかりやすい場合もあります。同時に警察・保健所にも連絡を入れましょう。休日は保健所や動物愛護センターは電話がつながらないことがあるので明日忘れずに電話しましょう。一方で、多くの人は保健所=殺処分のイメージがあり、保護してくれた人が保健所等に連絡していないケースもあるので、ポスターやチラシで呼びかけることもとても大事です。

すべての猫が家族のもとに帰れるように、拡散よろしくお願いします。

・獣医にゃんとすさんのブログ

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