電気が復旧したらコンセントを抜く

東北から関東の広い範囲で、深夜に起きた今回の地震。

停電などが起きた際、防災の専門家が指摘するのは…

危機管理アドバイザー・和田隆昌氏:
まずは自分自身の安全をはかること。その次に火の方を切る動作が必要になります。

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まずはアイロンやドライヤーなど、熱を持つ物は電気が復旧した際、火災にならないようにコンセントを抜くこと。

また明かりについてもロウソクは使わず、携帯電話の充電切れを防ぐためにも、懐中電灯などを別に用意して欲しいという。

水を貯める・濡れタオルを干すなど湿度対策

一方、コロナ禍の今、停電時の加湿について感染症の専門家は…

富山大学付属病院 感染症科・酒巻一平診療教授:
洗面器に水を貯めて置いておくとか、濡れたタオルを干すなどして、湿度を保つ工夫が必要。手を洗った水は捨てずにトイレを流すようにすると節水効果は高い。

現在地を簡単に伝えるLINEの機能

さらに、携帯電話の充電をさほど使わず、居場所を伝えられるLINEの機能がある。

まずトーク画面を開いて「プラス」ボタンをタッチ。

次に「位置情報」を選択する。

あとは「この位置を送信」をタップするだけで、現在地を相手に送ることができる。

その一方で、停電の長期化を見据えた対策も必要になる。

危機管理アドバイザー・和田隆昌氏:
友人の家や親戚の家に「分散避難」できるように。そういった方法も視野に入れておいた方がいいと思います。

避難所での過ごし方を専門家が解説

こうした中、避難所などで生活する際、有効だというのが…

富山大学付属病院 感染症科・酒巻一平診療教授:
他の家族と距離を取るとかパーティションで区切りをつくる。感染対策としてはいいと思います。

なかでも注目されているのが、簡単に組み立てられる簡易テント。

ホームセンターケンマート営業部・島口友規さん:
(テント)中身を出してあとは、ロックがかかっていますので、こちらを外して頂くとこれで設置完了ですね。

実際に導入する避難所も2020年以降、増えている。

一方、まだまだ寒い日が続く今…

危機管理アドバイザー・和田隆昌氏:
避難所というのは床からの冷気がかなり来るんですね。寒いんですよ。

今回のように停電が起きても、暖を取れるというのがホームセンターでも売れ筋のアルミのブランケット。

使い捨てカイロの効果もより、高まるという。

さらに…

富山大学付属病院 感染症科・酒巻一平診療教授:
ウイルスが床にいるかもしれない。コロナ禍の避難所においては、スリッパは非常に有効。

実は新聞紙1枚から、スリッパを作ることが可能。

実際に作ってみると、わずか3分弱で1足が完成。足下の冷えを和らげる効果もある。

またマスクや消毒液、体温計のほか水のいらないシャンプーも揃えておくと良いという。

(「めざましテレビ」2月15日放送分より)