先月、兵庫県川西市の市議会議員選挙でトップ当選を果たした“覆面レスラー”をめぐり、「議場での覆面の着用」を認めるかどうか、議論が沸き起こりました。
素顔か、覆面か…。6日、議会で出された結論は?
■トップ当選果たした“覆面レスラー”
朝から登校する子どもたちを見守っている、大阪プロレス所属の“覆面レスラー”ビリーケン・キッドさん(52)。
ビリーケンさんは先月、兵庫県川西市の市議会議員選挙に出馬し、見事トップ当選を果たし、市議会議員になりました。
東京都出身のビリーケンさんは16年前に川西市に移住。
レスラーとして、高齢者施設や幼稚園などを訪れるなど、地域を盛り上げる活動を長年続けていて、地元ではよく知られた存在です。
【ビリーケン・キッド議員】「頑張っている人が報われる川西にしたい」
■“覆面姿”のまま議場に入場できる?
次は「市議会議員」として力を発揮したいところですが、早速、彼のアイデンティティーを揺るがす大きな問題に直面しました。
それが、トレードマークである“覆面姿”のまま議会に出席することを認めるか否か。
市議会では、覆面レスラー議員を想定した規定はなく、明確なルールはありません。
ある議員は「有権者から『市議会はマスクを認めるのか』という疑問の声が寄せられている」と話しています。
Q:マスクはどんな存在?
【ビリーケン・キッド議員】「僕の顔ですね。これがビリーケン・キッドの顔!」
Q:素顔は見せられない?
【ビリーケン・キッド議員】「素顔はめちゃくちゃ男前なので、これ取るとみんな僕のこと好きになっちゃうんですよ」
■「覆面レスラー議員」は他にも…対応は様々
実は、「覆面レスラー議員」はビリーケンさん以外にも存在しています。
大阪府和泉市議のスペル・デルフィンさんは「議場に入る前に素顔を確認すること」などを条件に、マスク姿での議会出席が認められています。
ほかにも全国には覆面議員はいますが、判断や対応は分かれています。
川西市民からも様々な声が。
【川西市民】「やっぱり素顔をさらしてもらった方がいいと思う」
【川西市民】「選挙のとき覆面して回っていたわけでしょう。覆面で(選挙に)通っているわけでしょう。人間の中身変わらないんでしょ。マスクしてたら変わるの?」
■多数決の結果は…?
そして6日、議会の各会派の代表者会議で多数決がとられました。
結果は、賛成多数で覆面姿での出席が認められました。
【ビリーケン・キッド議員】「ほっとしました!『ほっとしました』しか…もう言葉になりません」
「議場に入る前に議長が素顔を確認する」などの方法で本人確認を行うことが検討されているということです。
【ビリーケン・キッド議員】「『ビリーケン・キッドはこんなことやってるんだ』と子どもたちが思って、川西のために何かしようという子どもたちが増えたら、ビリーケン・キッドとして、市議会議員として活動している意味がある」
新たに誕生した”覆面レスラー議員”。戦いの舞台は、リングから議場に移ります。
(関西テレビ「newsランナー」2026年11月6日放送)
