愛媛県でも船員の不足が深刻な状況になっているなか、将来の担い手を確保しようと、松山市で船員を目指す学生たちを対象にした大型タンカーの見学会が5日に開かれました。
青木稜悟記者:
「中東情勢の緊迫化で注目された石油の海上輸送。こちら松山にやってきたのはガソリンなどを運ぶ、全長100メートルを超える大型のタンカーです」
見学会が開かれたのは、松山市の三津ふ頭に入港した大型タンカー「鶴伸丸」。去年3月に就航、国内の港と港を結んでガソリンやナフサなどの石油製品を運んでいます。
船長:
「このレバーを右左に倒すと、艫(船尾)が右に振ったり、左に振ったりします」
船内の操舵室では、今治市の国立波方海上技術短期大学校の学生約80人が、船長から操縦方法の説明を受けたほか、自動車約10万台分のガソリンを運ぶことができる輸送能力も学び驚いていました。
また船員が長い期間に生活する個室や娯楽室、食堂なども見学。船上での暮らしの理解を深めました。
学生:
「タンカーって少し汚かったりとか、男らしい職場のイメージだったんですけど、この船は比較的きれいに作られていて、快適に生活したり仕事できると感じました」
全国内航タンカー海運組合・竹内友弘専務理事:
「(人手不足が)このままだと、船が動かなくなってしまいますので、全国にガソリン・灯油・軽油が届かなくなる場合もありますので、是非とも(将来的に)乗っていただきたい」
国内で石油製品を運ぶ内航タンカーは、外国人船員の乗船が原則として認められておらず、ガソリンなどの安定供給を支えるため、若い世代の担い手確保が急務になっています。
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