「ただ海を眺めよう」というイベントが黒潮町で開かれました。
砂浜の椅子に腰かけてただぼんやりと海を眺める人たち。気の置けない仲間同士談笑する姿や、パンを頬張る女性たちも。
「文化の日」の11月3日、黒潮町の入野海岸で開かれた「イスに座って海を見る日」というこのイベント。コロナ禍真っ只中の2021年に観光客が激減する中、なにかできないかとスタート。6回目となる2026年は80組ほどが参加しました。
好きな椅子を持ちより、思い思いにただひたすら海を眺めます。目の前に広がるのは青く雄大な太平洋。波の音や風の音、子どもたちの笑い声がBGMです。
四万十市から来た男性:
「気持ちいいですね。自然のBGMというか、波の音と風の音と、あとは解放感」
ただの椅子ではなくトイレの便座を用意した人も。
山梨から来たイベントスタッフ:
「5月にビーチコーミングをしていて便座を2つ見つけたので、これに座ったらおもしろいんじゃないかと思って」
Q座り心地はどうですか
「すごいフィットしてて。便通もよくなりそうな感じがすごくいいです。いやーいいですね、解放感。すっきりしそうな感じがするので」
よさこい高知文化祭期間中のこのイベント、主催する砂浜美術館は「椅子に座って海を眺める時間はそれ自体が『文化』だと思います。毎年11月3日の文化の日に全国の砂浜でみんなが椅子に座り、海を眺めてくれるようになれば素晴らしいですね」とコメントしています。
黒潮町は、南海トラフ巨大地震が発生すると最大34mを超える大津波に襲われるという想定です。砂浜美術館は、もしここで「津波がやってくる」となった場合、どこにどうやって逃げるか、そういったことを考えるのも大切なことではないかとしています。
