福岡県の政界に大きな影響を及ぼし、“県議会のドン”と呼ばれ、金銭授受疑惑の渦中にいながら突如、議員辞職した蔵内勇夫前議長。
5日、議員辞職後初めてとなる記者会見を開きました。
福岡県議会・蔵内前議長:
これまで何度も申し上げましたが、私自身について指摘されている金銭受任については、そのような事実はございません。社会的な儀礼を超えた政治倫理に反する現金を受け取ったことはありません。何度も申し上げましたが、正副議長人事に関し金銭の授受は一切ございません。
自身に浮上している一連の金銭授受疑惑について、繰り返し否定しました。
疑惑が浮上したのは2026年7月。
福岡県議会で議長を務めた吉松源昭県議が、議長・副議長ポストをめぐり蔵内氏など自民党県議団の幹部に金銭を渡したとし、“カツアゲされたようなもの”だと告発。
その後も複数の議長・副議長経験者が次々と同様の証言を行います。
さらに、複数の議員が行っていた高額の海外視察も含め県議会に厳しい目が向けられていた2026年8月、渦中の蔵内氏は“議会の混乱を避けるため”などとし、突如、議員を辞職します。
疑惑に対する説明がないまま2カ月以上が経過した5日、初めて公の場に姿を現し会見を行ったのです。
福岡県議会・蔵内前議長:
本日は第三者委員会等の調査に委ねるべきことは差し控えていただかざるをえません。
議員辞職した理由について、蔵内氏はこれまでの説明を繰り返したあと、こう答えました。
福岡県議会・蔵内前議長:
私が議長そして県議会議員を辞職した、このことは金銭問題とは一切関係ございません。
さらに会見の開始から1時間半が経過した終盤、蔵内氏と記者の間でこんなやり取りが。
福岡県議会・蔵内前議長:
もう腹減ったよ。端的にお一人一問ずつ…。(Q. 政界引退するか)選挙には一切出ません。(Q. 地方も)選挙には出ません。
そして、蔵内氏は最後に「福岡県政、今、過渡期ではありますけど、県政が発展するような、皆さん方の行動を努めていただくことを心からお願いをいたしまして、会見を終わらせていただきます。(Q. 説明責任は果たされたと思うか)どうもありがとうございました」と述べて会見を終了しました。
