地域の魅力を発信するカレーです。長野県の上田青年会議所と地元の高校生が、新しいソウルフードにしようと、リンゴを使ったスパイスカレーの開発を進めています。どんなカレーに仕上がったのでしょうか。
■高校生と作る「新ソウルフード」
じっくり炒めた玉ねぎにスパイスを入れて、炒めたひき肉と一緒に煮込んでいきます。
10月25日、上田千曲高校(長野県上田市)で、食物栄養科の生徒と上田青年会議所のメンバーが、一緒に調理しました。
作っていたのは、特別なカレーです。
上田青年会議所・石川勇さん:
「もっと上田の魅力を県内外の人に知ってもらいたいというのがありまして、ソウルフードをつくれば上田に来てくれる人が増えるのではと」
■地域の「リンゴ」が主役のカレー
上田青年会議所は、地域の魅力をより広く発信しようと、新しいソウルフードをつくり出すプロジェクトを進めています。
上田千曲高校は、学校オリジナルの「ちくまカレー」を商品化した経験があり、生徒と一緒に「上田らしいカレー」を開発することになりました。
8月から始まったプロジェクトで、上田らしさなどについて検討を重ね、地域でも栽培が盛んなリンゴを使うことに。
コンセプトを「リンゴの甘さと風味を生かしたスパイスカレー」に定め、市内のカレー専門店の監修のもと、試作を重ねてきました。
■すりおろしで風味、角切りで食感
10月25日は、完成したレシピで実際に調理しました。
スパイスは、ターメリックやコリアンダーなど4種類を使用。すりおろしたリンゴをひき肉やタマネギと一緒に炒めます。
とろみを出すために米粉も使っています。
仕上げに角切りのリンゴも。食感を生かすための工夫です。
しばらく煮込んだらスパイスカレーの完成です。
■試食会で「3ツ星」の高評価
気になるお味はー?
参加者:
「リンゴと合う」
「うまいうまい。おいしい」
「リンゴいいですね」
「高校生が考えてくれて、上田の魅力がふんだんに詰まっています。これはもう3ツ星ですね」
食物栄養科の生徒:
「(リンゴは)すりおろしだと風味がついて香りが良くなるし、ブロック(角切り)もつけることで食感が良くなる。食べてて楽しい、お子さんでも食べられる」
メンバーや高校生たちも納得の出来のようです。
■「唯一無二」こども食堂などで活用
最後に高校生たちがレシピをどのように活用していきたいか発表しました。
生徒:
「こども食堂などいろんな世代がいる中で協力しながら作って食べてほしい。パンチが少なかったので、もっとスパイスを入れてもいいかなと」
「品種でいうと秋映がいいと思いました。大人数がいる場所で小さい子供たちを交えながら『このカレー、リンゴが入っているね』と言い合いながら食べてほしい」
プロジェクトでは、こども食堂などへのレシピの提供を進め、地域の新しいソウルフードとして定着させていきたいとしています。
上田青年会議所・石川勇さん:
「最高においしかったです。唯一無二のカレーが考案できたと思います。ゆくゆくは上田のソウルフードとなって、『上田といえばこのカレー』というふうになってほしい」
