名古屋市千種区で11月3日、池の水を抜いて外来種のスイレンを取り除く活動が行われました。池の生態系への影響が懸念されるスイレンを、市民らが協力して約1トン撤去。活動開始から5年、池の環境にも少しずつ変化が現れているといいます。
■池の生態系を取り戻せ 外来種スイレンを駆除
名古屋市千種区の「東山新池」。3日、池の水をある程度抜いた上で、胴長にライフジャケット、そして棒をもった大人が次々と池に入りました。

力いっぱい引っ張って抜いているのは、池にびっしり生えたスイレンの茎や根っこ。泥に悪戦苦闘しながら、少しずつ抜いていきます。この作業の理由は…。
名古屋千種ライオンズクラブの野々山貴久会長:
「外来生物が混入してしまった。それによって、在来の生物の居場所がなくなってしまう環境を、少しずつでもいいから元に戻したい」
スイレンは「外来種」。枯れにくく繁殖力が高いのが特徴で、放っておくと、スイレンの葉や茎が池全体を覆ってしまいます。

すると、水中に光が届かなくなったり、酸素が不足してしまい、在来種などに悪影響を及ぼすのです。
■外来種との闘い5年…環境に改善の兆しも
活動を地道に続けて5年、池にも少しずつ変化が出ているそうです。
名古屋千種ライオンズクラブの野々山貴久会長:
「初めてやった時は、メタンガスが相当ブクブクしていたんですけど、われわれが入ることによって空気が入って、1回目に比べれば相当少ない」
作業を始めて約2時間。過去最高、総勢45人でおよそ1トンのスイレンを抜きました。

名古屋千種ライオンズクラブの野々山貴久会長:
「このエリアが在来の生物がすみやすい環境になってほしい。若い年代の方で引き継いでやっていってもらうための礎ができたらいいなと」

