秋の褒章の受章者が発表され、福島県内からは14人と1団体が選ばれた。
和菓子職人の神山典之さんは、長年磨き続けてきた技術が認められ、黄綬褒章を受章する。
「自分の貫いてきた活動が認められてきたということなので、うれしい」と語る神山さん。
福島県郡山市で明治31年から続く老舗菓子店「お菓子処かど屋」の4代目で、当初は職人を目指していなかったという。
しかし、次第に菓子づくりにのめり込んでいった。
「本当にたくさんのお菓子を、まずは見てきた。全国のお菓子屋さん食べ歩きもして。自分なりの感性をそこに入れないといけないので、美術館行ったりとか、本を読んだりした」と神山さんはいう。
和菓子への情熱は海外でも評価されていて、数年前からはアメリカにも足を運び和菓子の魅力を伝える活動にも力を入れている。
神山さんは「和菓子ってまだまだ、そこまで認知されていないと思う。だけど、かなりのポテンシャルは持っていると思っていて、機会があればどこにでも行きたいと思いますし、そこで和菓子の素晴らしさを広げていきたい」と語った。
■そのほかの福島県内の受章者
専門業務に励んだ人に贈られる「黄綬褒章」は、神山さんのほか、郡山市のクリエイティブダイワ顧問の古川求さんなど3人が受章する。
公共の利益に貢献した人などに贈られる「藍綬褒章」は、白河市の保護司・安部かよ子さんや、須賀川市消防団の副団長・小林利之さんなど11人が受章する。
長年にわたりボランティア活動に従事した団体などに贈られる「緑綬褒状」では、福島市の環境保全団体「ふるさとの川・荒川づくり協議会」が選ばれた。
伝達式は11月6日に行われる。
