新春の東京体育館を目指す熱戦が繰り広げられた。全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)山形県代表決定戦の男子決勝が25日に行われ、第1シードの山形城北が第2シードの山形中央をセットカウント3対0のストレートで破り、2年ぶり4回目となる全国大会への切符をつかみ取った。4年連続で同一カードとなった頂上決戦は、互いの意地がぶつかり合う激戦となったが、山形城北が持ち前の粘り強い守備と多彩な攻撃で主導権を握り続けた。熱戦を振り返る。
宿敵対決は序盤から激戦
男子決勝は、2025年の雪辱を誓う山形城北と、2年連続の頂点を目指す山形中央が激突した。

第1セットから両チームが一歩も引かない互角の攻防が展開された。
山形城北の主将でリベロの細矢大翔(ひろと)選手が好レシーブでボールをつなぐと、2年生エースの金子選手が力強いスパイクを叩き込む。

対する山形中央も主将の木村選手が冷静にコート左へストレートを打ち込み応戦した。
終盤まで一進一退の展開が続いたものの、山形城北は金子明日翔(あすか)選手に加え、同じく2年生エースの工藤煌太(こうた)選手が勝負どころで得点を重ね、25対22で第1セットを先取した。

劣勢を覆した工藤の躍動
第2セットに入ると、山形中央が3連続得点を奪って先行した。
1年生・谷口選手のサービスエースなどで一時は山形中央が最大6点のリードを奪う展開。
追いかける展開となった山形城北を牽引したのは工藤選手だった。

相手レシーブを崩す2連続サービスエースを奪って一気に点差を縮めると、セット終盤の勝負どころでも後方からバックアタックを叩き込んで逆転に成功した。
サーブとスパイクで大車輪の活躍を見せた山形城北が終盤の猛追で第2セットも奪い、全国大会出場へ王手をかけた。

堅守速攻で2年ぶり頂点へ
第3セット、勢いに乗る山形城北は序盤から連続得点を挙げて山形中央を圧倒しにかかった。
追い詰められた山形中央も執念のレシーブからエース・笠原選手にボールを集めて3連続得点を奪い、1点差まで迫る粘りを見せた。
しかし、守備の強化を図ってきた山形城北の集中力は途切れなかった。
全員で泥臭くボールをつなぎ、最後は3年生の大沼選手が鋭い速攻を決めて勝負を決した。

山形城北はセットカウント3対0で勝利し、2年ぶり4回目となる全国の舞台“オレンジコート”への進出を果たした。
試合後、山形城北の細矢大翔主将は、「レシーブのパスが安定していたためコンビバレーで相手のブロックを揺さぶることができた点が良かった」と振り返り、全国大会での目標であるベスト8進出を達成するために今後も全力で取り組んでいくと力強く語った。

春高バレー全国大会は、2027年1月4日から東京体育館で開催される。
(さくらんぼテレビ)
