県の代表的な特産品の一つ、かつお節の苦境が続いている。不漁により原料となる冷凍カツオの落札価格が10月に入って過去最高値を記録し、業者からは先行きを不安視する声が聞かれた。
約37トンのかつお節が次々と落札
鹿児島県枕崎市では23日、特産のかつお節を入札する恒例の販売交流会が開かれた。東京や大阪などの業者が参加し、会場では県内有数の産地である枕崎と山川の製造業者が出品した約37トンのかつお節が、次々と落札された。
冷凍カツオの平均価格は1キロ393円70銭
会場が活気づく一方で、業者を苦しめているのが原材料である冷凍カツオの高騰である。枕崎では23日の競りで、平均価格が1キロ当たり393円70銭となり、過去最高値を記録した。山川でも10月15日に最高値となった。

関係団体によると、エルニーニョ現象などによる世界的な不漁が高騰の要因という。
組合長「どこまで続くのか不透明感の方が強い」
枕崎水産加工業協同組合の的場信也組合長は、先行きへの不安を次のように語った。
「今回のような不漁が続くと、今までにない高値が続いているところが非常に苦しく厳しい。これがどこまで続くのか不透明感の方が強い」

中東情勢の影響も重なる
2026年のかつお節業界は、中東情勢により包装資材や重油の高騰にも見舞われた。今後のカツオ価格がどうなるかは見通せず、苦しい状況が続いている。

