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「全く心当たりがない」クリニック院長も困惑 何者かが“ニセ診断書”で失業保険を不正受給か 申請サポート相談は4年で15倍|FNNプライムオンライン
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「全く心当たりがない」クリニック院長も困惑 何者かが“ニセ診断書”で失業保険を不正受給か 申請サポート相談は4年で15倍

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都内のクリニックに大量に届くようになった郵便物。失業保険の不正受給に利用されている疑いが浮上し、労働局から問い合わせが殺到。クリニック側は「全く心当たりがない」と困惑している。国民生活センター悪質な業者の存在に警鐘を鳴らしている。

“診断書”に在籍ない医師の署名

約5億5000万円。
これは、2024年度に摘発された失業保険の不正受給の額だ。

その“不正の一端”を追った。

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THE FIRST CLINIC・惟村公郁院長:
東京労働局という所から、ハローワークとか、そういう所なんですね。それが東京だけではなくて、千葉だったりとか、京都だったりとか。今年になって大量に毎月のように来るようになった。

東京・町田市にある美容整形クリニックに、各労働局やハローワークから届いた大量の郵便物。

その全てが、このクリニックで作成されたとされる診断書が、失業保険の不正受給に利用されている疑いがあるため、調査したいという内容だった。しかし…。

THE FIRST CLINIC・惟村公郁院長:
全く心当たりがないので、ちょっと恐怖というものを感じました。

クリニックが作成したとされる診断書には、一つの共通点があったという。

THE FIRST CLINIC・惟村公郁院長:
身体的なことではなく、心の問題の病名が多数あった。我々は美容クリニックですので、そういったことについて修練を積んだドクターではないです。精神病について、我々から示唆はしますけど、診断書を書くということは決してしないです。

このクリニックは美容整形が専門のため、精神疾患について診断書を作成することはないという。にも関わらず、提出された書類には、医師の署名があった。

THE FIRST CLINIC・惟村公郁院長:
少なくとも私の名前ではないというのがひとつ。もうひとつは、当院に在籍しているドクターではないというところになります。

書類に押されていたクリニックのものとされる印影も、見覚えのないものだったという。

THE FIRST CLINIC・惟村公郁院長:
クリニックのハンコとしては、我々が作ったものではないということになります。

問い合わせ対応で業務に支障も

在籍しない医師の署名と、ニセの印鑑が押された診断書。
このニセの診断書によって、不正に失業保険を受給した人物がいるとみられる。

失業保険の不正受給については、全額返還だけでなく、その2倍の額の納付が課され、実質3倍の額の返還を命じられるほか詐欺罪に当たる可能性もある。

クリニックには、こうしたニセの診断書に関する問い合わせが、2026年に入ってから毎月、大量に届くようになったという。

THE FIRST CLINIC・惟村公郁院長:
1通1人分ではなくてやっぱり中には3人、中には10人と、ひどい時には20人とか。体感では100人ぐらいはいるのかなと累計では感じています。

クリニックの惟村院長は、労働局などの調査に対し、照会のあった診断書は自身のクリニックで作成したものではないと報告したということだ。

一方で、同様の問い合わせが現在も寄せられ続けているため、その確認作業によって本来の業務に支障が出ているという。

THE FIRST CLINIC・惟村公郁院長:
一度カルテを何年か遡って確認して、更にダブルチェック、トリプルチェックというのを私だけではなくてスタッフも一緒になって確認することをしています。かなりの労働を割いている。

国民生活センターによると、失業保険の申請サポートに関する相談は、2025年度内に604件に上り、4年間で15倍にまで急増している。

国民生活センターは、不正受給を促すような悪質業者の存在に警鐘を鳴らしている。

(「イット!」10月22日放送より)

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