14日に辞任した簗前農林水産大臣をめぐる疑惑に新たな証言です。
武部新農水大臣:
高市総理から農林水産大臣にというお話をいただいた。これまで培ってきたものを全力で出し切り、取り組みたい。
新たな農水大臣に就任したのは、武部新衆議院議員(56)です。
武部氏は2012年の衆議院選挙で北海道12区から出馬して初当選。
岸田内閣で農水副大臣に就任しましたが、大臣になるのは今回が初めてです。
武部新農水大臣:
公平・透明・信頼を回復するため、先頭に立ってまいりたい。
起用の理由について、高市総理大臣は「武部新議員はこれまで農水副大臣としても活躍。農林水産行政に精通している人物。即戦力として国会対応を含め、活躍いただけるという考えから私は選んだ」と述べました。
一方、辞任した簗氏には新たな疑惑が浮上しています。
過去の衆院選で、電話で投票を呼びかける対価として報酬を支払っていたことが、公職選挙法に抵触する可能性があると一部週刊誌で報じられました。
「Live News α」の取材に、当時、簗氏の会計責任者だったという男性は「(報酬を)払った現場を見てないし、契約してお金を払う部分で手伝ってもらっていたことも知らない」と話しました。
簗氏の元会計責任者:
法定ビラの証紙貼りとか、その証紙貼りをした法定ビラを、折り込みなどを出すのに束ねたりするのも、かなりの量がある。そういう人たちの報酬だと思っていた。最初はそれが電話だということは分からなかった。
男性は「電話かけに対して報酬を支払っていたことは知らなかった」といいます。
簗氏の元会計責任者:
選挙後に収支報告書を出すから、その時にチェックしてはんこを押してくださいと。(簗氏は)お金に対しては細かいところまでやる人間なので、こっちも信頼していたから、最初から疑ってかかるとかなどはしてなかった。このチェックもちょっとおろそかだった。(簗大臣は)今朝は早く電話くれた。辞任してから大変ご迷惑かけました、申し訳ありませんと。
一方で、簗氏の元秘書に話を聞くと「簗氏から『電話かけは事務所としての仕事だから報酬を支払うように』と言われた。私が払えないと伝えても『ちゃんとした対価だ』と言い、1コールいくらと電話使用料みたいに支払っていた」と話しました。
これが事実だとすれば、公職選挙法の「買収罪」に当たる可能性があります。
大臣の交代で、事態の収拾を図りたい高市政権に対し野党は…。
立憲民主党・斎藤国対委員長:
総理の任命責任はもう免れない。(参院予算委の)基本的質疑の中で、それぞれの会派が総理の説明を求めたい。
共産党・田村委員長:
これで済まされる問題ではない。全省庁対象に、与党議員による働きかけがあったのかどうか調査すべき。
16日から開かれる参議院の予算委員会。
野党は、引き続き国会で高市総理の任命責任を追及する構えです。
