地震などの大規模災害を想定した富山県の総合防災訓練が、富山市を中心に先週末2日間にわたって県内各地で行われました。
訓練は呉羽山断層帯を震源とする地震が発生し、富山市で震度7、沿岸部で津波を観測した想定で行われ、県や市町村など125の関係機関からおよそ1800人が参加しました。
訓練は県内各地で行われ、このうち富山市のアルペンスタジアムでは、参加者がトリアージなど救助活動の手順や必要な連携などを確認しました。
今年のテーマの一つは複数の災害が重なる「複合災害」です。
訓練会場には避難生活で役立つ最新のトイレトラックが展示され、参加者の関心を集めていました。
*福井県危機管理課 室嘉治さん
「女性にも優しい形が最近のトレンドです」
このトイレトラックは今年7月の熊本地震でも活用され、被災地の衛生環境を支えました。
トイレは1000回流せるほか温水洗浄機能も搭載されていて、ほとんど普段と同じように使用することができるということです。
また、富山市の段ボールメーカー・サクラパックスが、熊本地震の被災地へ145台送った段ボールベッドも紹介されていました。
段ボールベッドは高さが40センチで、足腰が強くない高齢者も使いやすいよう工夫されていて、参加者はその座り心地や寝心地を確かめていました。
*参加者
「ちょうどいいですよ。気持ちいい。適度な柔らかさがあって良い。(避難所にあると)便利。足の悪い方も自由に立ったり座ったりするのが楽ですから良いと思う」
*参加者
「座ったり立ったりするのが楽。こういうのがあると安心」
*リポート
「避難が長期化されて問題となってくるのは食事です。ここでは炊き出し訓練が行われ温かいご飯がふるまわれています」
炊き出しではバターライスやカレー、ミートソースパスタなどが提供され、材料は無洗米やパスタなど調理工程が少なく最小限の水で作れるものが選ばれました。
およそ400食用意され、訪れた人は避難所での食事を体験しました。
*参加者
「良いです。うれしいです」
*参加者
「菓子パンとかそういうのでは味気ないから(避難先で)こういうのが出るととてもうれしい」
*参加者
「温かいし、この時期になったら温かいのがほしくなる。そういう意味でこのようなのがあったら被災された方もうれしい」
県は災害への対応力を高めるとともに避難所の環境改善につなげたいとしています。
*新田知事
「スピード感をもって連携する、そんな実践的な訓練を目指している。色んな課題が出てくると思う。できるだけ早く集約して次に備えていく」
