高知県にあるタクシー会社「土電ハイヤー」で捉えられたドライブレコーダー映像には、乗客の男性は運転手の走り方が気に食わなかったようで、“タクシー会社に電話してやる”と運転手に詰め寄る様子が映っています。
乗客:
あんた、タクシーの運転手やろ、何してんの?
運転手:
すみません。
乗客:
ちゃんと行けや、素人か。ちゃんと道覚えとけよ。しばくぞお前!ふざけんな!
乗客:
(タクシー会社に)電話する、言えや。番号言え!こらぁ!殺すぞほんまに。ふざけんなよ!
こうした暴言や暴力など、客が従業員に危害を加えるカスタマーハラスメント、いわゆる“カスハラ”。
10月から法律の改正で、企業には対策が義務付けられるようになりました。
ほかには、かなり泥酔している様子の乗客もみられました。
運転手:
(目的地は)この先ですよ。
乗客:
先じゃない、下がり、下がりよ。
運転手:
下がりやせんです。まだまだ先です。
乗客:
下がりゆうやろーが、おい!
目的地を巡ってやり取りするもらちが明かず、運転手は警察に電話します。
運転手:
桟橋5丁目ですけど。
乗客:
5丁目でないやろうが!あほう。うそを言うな!
助手席の背もたれに抱き着きながら暴言を吐き、ヒートアップする男性。
そして次の瞬間、「違うやろうが!」と言いながら、運転手の携帯電話を奪い取り、放り投げようとしました。
運転手たちは、こうした悪質なカスハラに日々、悩まされているといいます。
ベテラン運転手は「夜のお酒を飲まれたお客さまとか、暴言を吐いたり、道順も近い所を走っているが、『遠回りをするな』とか時々ある。(Q.後ろから運転席を蹴られることも)それはあります。(運転席を)蹴られたことはあります」と話します。
さらに、車を降りる際にドアを蹴られたり、サイドミラーを壊されたりなどの被害もあったといいます。
土電ハイヤー・中谷穣社長:
(カスハラがあった時には)冷静に対応して、感情的にならないような心掛けを徹底しています。今後(トラブルにならないような)工夫、コツは、それぞれのクレームによって変わるので、徹底して運転手へ話していきたい。
タクシー会社「土電ハイヤー」では、乗客から暴言を受けた際は反論せず、まずは「分かりました」と伝え、冷静に対応するようにしているとしたうえで、犯罪行為が確認された場合には、すぐに警察に被害届を出すことにしているということです。
