次々と問題が噴出する福岡県議会。金銭授受疑惑を告発した県議のもとに1通の手紙が届いていた。
「手紙は“謝罪した”というアリバイ作り」
福岡県議会の林泰輔・県議(52)が、SNSの匿名アカウントで攻撃的な投稿を繰り返していた問題で、誹謗中傷の“攻撃を受けた”吉松源昭・県議(58)に対し謝罪の手紙を送っていたことが判明した。

「きのう(10月7日)ですね、事務所の方に届いて。林さんからの謝罪のお手紙が…」と1通の手紙を示した金銭授受疑惑を告発した吉松県議。
臨時議会(8月17日)での緊急動議でも話題となった林県議は、SNSの匿名アカウントで吉松県議などに対し誹謗中傷とも取れる攻撃的な内容を投稿。

その後、林県議に対する問責決議案が可決され、林県議は自民党会派を脱会した。その林県議からの謝罪の手紙が7日、吉松県議の事務所に届いていたのだ。

「内容を読むと『匿名のアカウントで発言したことを謝ります』というふうに書いてあるんです。自分が言った誹謗中傷的な内容について悪かった、とかいうことが一行もないんですよ。本当に謝ろうと思えば部屋を訪ねてきて謝ることもできますし…」(吉松源昭県議)。

吉松県議は、この手紙を“謝罪したというアリバイ作り”だと強く批判した。

一方の林県議は、テレビ西日本の取材に対し「支援者と相談した上で自分の判断で手紙にした」と答えている。

岐路を迎えるワンヘルス政策
そうしたなか、10月8日の決算特別委員会では公明党の大塚勝利・県議(61)が、県が制作した絵本について質問した。

福岡県は2026年3月、ワンヘルスの考え方を学ぶ教材として『みんな つながっている』と題した絵本を制作。県内の保育園や幼稚園などに配布している。

大塚県議) この絵本を何部作成され、費用はいくらぐらいかかったのか?

県の担当者) ワンヘルス絵本は8100部作成し、経費は約730万円となっております。

大塚県議) この絵本の作成は、そもそも誰が、どのような経緯で発案したのでしょうか?
県の担当者) 現場の関係者からは『園における体験活動がワンヘルスの理念に繋がっており、このことを子どもたちに伝える分かりやすい教材が必要である』との声を頂きました。
大塚県議) 県独自で作成する必要があったのか、経費は妥当だったのか、局長の見解を伺います。

県の担当局長) 現在、ワンヘルス関連の事業に対し県民からの疑念や指摘もあり、ワンヘルス教育について、その名称や、また今回作成した絵本などの教材・指導内容を含め、県教育委員会主催のワンヘルス教育に関する委員会において協議されます。

大塚県議) 世の中には、既に優れた絵本が数多くあります。子どもの年齢や発達段階に応じた推薦図書を紹介するなど、さまざまな選択肢があったのではないでしょうか?

県と県議会が強く推し進めてきたワンヘルス。その中心にいた蔵内勇夫前議長が去った今回の議会では、事業の妥当性や成果を問う声も多く上がっていて、ワンヘルス政策はいま大きな岐路を迎えている。
(テレビ西日本)

