2026年7月、約5年半に及ぶ被害の訴えがようやく認められ、カメラに向かって安堵の気持ちを語るのは佐賀県に住む平尾曜子さんです。
平尾曜子さん:
私の主張が認められた。その…内容については、頑張ってきて良かった。生きてて良かったと思いました。
平尾さんが受けた被害。それは“なりすまし”でした。
発端は2021年2月。
突然、平尾さんのSNSにわいせつな内容のメッセージが大量に送り付けられるようになったのです。
なりすまし被害にあった平尾曜子さん:
いきなりの大量のメッセージが来て、これは何だろうと思って。とにかく何が原因で起こっているのかも分からなくて手が震えました。
その数、約400通。
調べてみると、何者かが平尾さんの写真や個人情報を使って“なりすまし”、マッチングアプリに登録していることが分かりました。
警察に相談したものの解決せず、平尾さんは自ら証拠を集めて「発信者情報開示請求」を行うことを決意しました。
約2年かけてなりすましをした人物を特定しましたが、それは全く面識のない相手でした。
なりすまし被害にあった平尾曜子さん:
開示請求が終わって相手が特定できて、今から数えて15年以上前の“元彼の彼女”だったんですよね。
その後、平尾さんは賠償を求める裁判を起こしました。
佐賀地裁は平尾さんの名誉を毀損したとして、被告に対し、慰謝料など合わせて約530万円の損害賠償を命じる判決を言い渡しました。
なりすまし被害にあった平尾曜子さん:
(当時は)女性として一番大事な時期だと思っていたので、代償っていうか…大きすぎる5年半でした。
全く面識のない相手が自分に“なりすまし”、身に覚えのない被害を突然受けるという恐怖。
専門家によりますと、被害に遭った際はしっかりと証拠を保存しておくことが大切だということです。
