逮捕されたのは、住宅リフォームなどを手掛ける「大安設備」の実質経営者・糠信秀企容疑者(36)と幹部の平敦公容疑者(34)ら8人です。
糠信容疑者らは、ガス給湯器の無料訪問点検を装って給湯器の交換の必要性をあおり、嘘の契約をさせた疑いが持たれています。
狙われたのは、東京都内などに住む高齢者ばかりで、その詐欺の手口は無料とうたった悪質なものでした。
糠信容疑者らはまず、無料のガス点検を装い訪問し、屋外にあるガス給湯器を見せてくれるよう頼みます。
そして、持ってきた“一酸化炭素センサー”なるものを給湯器に当てると、「濃度が基準値を大幅に超えています」「放置すると火事になりますよ」などと説明しますが、これらは全て嘘でした。
「交換が必要だ」とあおり、必要のない契約をさせていたとみられます。
犯行に使われた実際のチラシには書き込みがされていて、「50ppm」という基準値の7倍の一酸化炭素が検出されたことをあおっていることが分かります。
見積書にはガス管や給水管の結び変え工事など、たくさんの項目が並んでいます。
こうした手口で、高齢の男女4人から約99万円をだまし取った疑いが持たれている糠信容疑者ら。
8人は摘発を逃れるため会社の名前を変えていたとみられ、前身の会社を含めた被害額は約22億円に上るということです。
被害者の中には103歳の高齢者もいて、認知症や視覚障害のある人を狙ったケースもあったといいます。
警視庁は、8人の認否を明らかにしていません。
