9月に政策金利が引き上げられたことで暮らしにもさまざまな変化が出そうです。
住宅ローンもその1つ。
金利が変わると支払いはどう変わるのでしょうか、取材しました。
日銀は9月18日、政策金利を1.25%程度へ引き上げることを決めました。
止まらない物価上昇に歯止めをかけるため、6月に1%としたばかりの金利をさらに引き上げた形です。
政策金利が上がることで、暮らしに大きく影響するものの1つが住宅ローンです。
九州・山口の主要地方銀行9行は10月から適用する変動金利をいずれも0.25%引き上げました。
ただこれは6月の政策金利引き上げを反映したもので、今後さらに引きあげられる可能性もあります。
マイホームの購入を検討している人たちは…。
◆マイホームの購入を検討している人
「見積もりも行って、けっこうお金かかるなと思って」
◆マイホームの購入を検討している人
「近々買いたいなとは思ってはいたんですけど、金利のニュースが入ってきちゃって本当に今後買えるのかなって」
◆マイホームの購入を検討している人
「金利もどんどん上がってきているので、コスト面とか考えると、購入というよりは賃貸の方がいいのかなとも思ったりはします」
地価や建築資材が年々高くなる中、北九州市内の住宅展示場には「今のうちに」と家を購入を考えている人が訪れています。
このところ上昇基調にある住宅ローン。
仮に6000万円の1戸建てを50年ローンで購入する場合、月々の支払いはどれくらい増えるのか教えてもらいました。
◆東宝ホーム小倉営業所 山本康平 店長
「金利が1.5%から2%になることによって、月々1万6000円の差が出ます」
例えば年利が1.5%から2%に上がると、月々の支払額は約14万2000円から15万8000円と、1万6000円増え、年間では19万2000円、50年間で960万円の負担増となります。
ただ、賃貸に住んでいても住居費はかかります。
この展示場では住み心地を体感できるモデルハウスでの宿泊体験などを通して、マイホームを資産として捉えてもらい需要の取り込みをはかろうとしています。
◆東宝ホーム小倉営業所 山本康平 店長
「賃貸を借りようが住まいを買おうが、住居費はかかるものなので、そこはもう割り切って家族の資産としてなるものに払うと思えば、金利が上がったからといっても、住まいというのはこれからもずっと必要ですので、私たちは金利に向き合いながらお客様にしっかりと伝えていく義務はあるかなと思っています」
9月に引き上げられた政策金利が住宅ローンに影響してくるのはいつごろになりそうか、専門家に聞きました。
◆九州経済調査協会 白石望さん
「銀行にもよりますが、早いところだと10月以降順次反映される可能性もありますし、多くの銀行で反映が完了する時期は、来年度に入ってくる可能性もあるか」
今年すでに2回引き上げられている政策金利、今後の見通しは…。
◆九州経済調査協会 白石望さん
「今回、日銀の植田総裁も追加の利上げに関しては示唆していたので、今後同じような形で利上げがされるというのは、私としても市場関係者の意見をみても、そういう見方をしている方は多いかと」
住宅ローンの負担に加え、地価や建築資材を含めた建築費も上がると見られる中、早期購入が得なのかそれとも様子をみた方が得なのか、見極めが難しい状況がしばらく続きそうです。
