ウクライナ各地でロシア軍による大規模攻撃があり、少なくとも11人が死亡しました。
エネルギー関連施設が標的となり、冬を前に市民生活に圧力をかけるねらいがあるとみられます。
ウクライナのゼレンスキー大統領などによりますと、6日夜から7日にかけて、首都キーウや北部チェルニヒウ州などがロシア軍の攻撃を受け、少なくとも11人が死亡しました。
弾道ミサイルを含む70発のミサイルとドローンが使用されたということです。
ウクライナの送電会社は、エネルギー関連施設への攻撃でチェルニヒウ州など5州で停電が発生したと発表しました。
ゼレンスキー大統領は今回の攻撃について「主要な標的の一つはエネルギー施設だった」と指摘。
ミサイルの一部しか迎撃できなかったとして、「ロシアの弾道ミサイルが依然として最大の課題だ」と述べました。
一方、ロシア国防省は、キーウ市とキーウ州など6州で、巡航ミサイルやドローンの製造・保管に関わる軍需産業施設に「大規模な攻撃を行った」と発表しました。
また、オデーサ州の港湾施設や船舶も攻撃したとしています。
今回の攻撃に先立ち、ゼレンスキー氏は、ロイター通信のインタビューで、ウクライナの情報機関がロシアの新たな攻撃方針を示す文書を入手したと明らかにしました。
ゼレンスキー氏によると、ロシア側が冬を前に、学校や病院など、より幅広い民間施設への攻撃を認めたということです。
ゼレンスキー氏は、「首都や各地の都市から立ち去るよう住民に圧力をかける。これがロシアの作戦の目的だ」と指摘しています。
