存続の方針が決まった富山地方鉄道の「立山線」を巡り、利便性を高める策として、駅の改修や新型車両などを導入する案が示されました。
富山地方鉄道の鉄道線を巡っては富山県と沿線7市町村、地鉄がそれぞれの維持管理費を負担することで、3つの路線すべてを存続させる方針が決まっています。
7日は立山線の再構築を話し合う会合が開かれ、新田知事や富山市の藤井市長、立山町の舟橋町長などが出席しました。
立山線は寺田駅から岩峅寺駅までを「生活路線」、岩峅寺駅からアルペンルートの玄関口立山駅までを「観光路線」として位置づけ、利便性の向上策が検討されています。
7日の会合では、▽バリアフリー化やホームの改修といった「駅舎の改修」、▽「新型車両の導入」、▽マイカーを駅近くの駐車場に停め、電車に乗り換える”パークアンドライド”を目的とした「駐車場整備」などの案が示されました。
これらには来年度からの10年間で最大17億6000万円かかる見通しで、国が半分、残る半分を県と沿線の自治体で折半します。
会合ではこの方針をもとに今後検討を進めることが了承されました。
富山地方鉄道の新庄社長は「一事業者ではできなかった提案で心強い」と述べ、今後は運賃の軽減や立山線をPRする方策について検討するとしています。
*富山地方鉄道 新庄一洋社長
「ソフト面での利便性向上策を進めてこそ実効性が高まる。運賃負担のハードルを下げることで新たな需要の掘り起こしを実現したい」
