痛ましい事故です。10月4日、長野県大町市のJR大糸線の警報機や遮断機のない踏切で男子中学生が特急列車にはねられ死亡しました。国の運輸安全委員会は、鉄道事故調査官を派遣して調べています。
(記者リポート)
「15歳の中学生が亡くなった現場には花が手向けられています」
事故があったのは大町市大町のJR大糸線・花見踏切です。
警察やJR東日本によりますと、4日午後4時前、市内の15歳の中学3年生の男子生徒が白馬発松本行きの3両編成の特急「はくば2号」にはねられました。
生徒は頭を強く打つなどして、午後5時過ぎに搬送先の病院で死亡が確認されました。
列車には乗客と乗員あわせて46人が乗っていましたが、けがはありませんでした。
生徒は踏切を歩いて渡っていたとみられ、気が付いた運転士が急ブレーキをかけたものの間に合わなかったということです。
現場の踏切は遮断機や警報器のないいわゆる「第4種踏切」でした。
警察が事故の詳しい状況を調べています。
近所の人:
「ここで踏切事故が起きるのは考えたことがなかった。大事な道だと思う。農家の人とか全般的に使うから。(亡くなった生徒は)かわいそう。考え事でもしていたのかな」
国の運輸安全委員会は事故原因を調べるため、鉄道事故調査官2人を派遣しました。
調査官は午後3時前に現地入りし、1時間近く現場の見通しなどを中心に調べていました。
枡田吉弘・鉄道事故調査官:
「道路が線路に平行して列車が来た方向に対して背中側から列車が来る形になっていて非常に見づらい道路形状になっている。列車側からは歩行者は十分確認できる見通しだった」
調査官は6日も運転士への聞き取りなどを進めるということです。
