「HICARE=放射線被曝者医療国際協力推進協議会」による海外からの受け入れ研修が始まり、設立以来、およそ35年間HICAREを牽引してきた広島大学の鎌田七男名誉教授が最後の講義を行いました。
5日始まったHICAREの研修には、看護師や救急救命士など韓国で被ばく者医療に携わる6人が参加しました。
研修は、広島に蓄積された被爆者医療に関する知見を海外でも役立ててもらおうと行われているものです。
初日の5日は広島大学名誉教授の鎌田七男医師が講義に立ち、被爆者の医療に長年、携わってきた経験をもとに原爆による身体への影響やPTSDについて熱心に伝えていました。
1991年のHICARE設立から関わっている鎌田医師は89歳。
5日が最後の講義となり、感謝状が贈呈されました。
【広島大学名誉教授 鎌田七男医師】
「ホッとしています。楽しい35年でした。知識を現場で行動に移すという恰好のものになっていくように僕は願っています」
鎌田医師は今後、研究を記録として残すとともに被爆による次世代への影響など新たな研究を続けていくということです。
