【ジュニア女子】上薗恋奈が初優勝
ジュニア女子は上位12名が東日本選手権進出を決めた。
優勝は東北・北海道選手権初出場の上薗恋奈。
先月には2年ぶりにジュニアグランプリシリーズ、タイ・バンコク大会に出場。総合8位となり2戦目の出場権は獲得できなかったが、「自分らしく輝くというのをテーマに、自分だけのためではなく先生やいつも支えてくださっている人たちのために滑ることができて大きな収穫を得られた」と充実した表情で語った。
8月の頭からは、中野園子コーチ率いる神戸クラブから「振り付けや指導が大好きで自分がやりたいスケートを追究していくため」に樋口美穂子コーチのもとへ戻り、新潟を拠点に練習を積んでいる。
気持ちが乗らない時でも最低ここまではできるようにするという氷上でのメンタルトレーニングや陸上での体作りなどにも取り組み、ジャンプを安定させることはもちろん表現やスケーティングも意識してきたという上薗。
ショートは、いろいろな問題を抱えながらも花が咲いていく様子を表現する『The Seed』。
村元哉中さんの独特な振り付けを体を大きく使って表現し、ジャンプのミスがありながらも首位と僅差の4位につけた。
そして「自分の魅力がリンクに広がるように頑張りたい」と臨んだフリー。
『storm/Where Angels Fear to Tread』は元々昨シーズン使おうと思って振り付けもしてもらっていたプログラム。今季拠点を移し、気持ちも新しくという思いで『ロミオとジュリエット』から変更したという。
ジャンプで乱れは出たものの、ショートでは転倒してしまった3回転ルッツをGOE(出来栄え点)1.18で成功させ、「失敗はあったが思い切って跳びに行くことができたのはよかった」と振り返った。
「指先まできれいにする」と意識している、音楽の緩急にぴったり合ったコレオスピンや、長い手足を活かしたコレオシークエンスでプログラムを表現し、観客から大歓声を浴びた上薗が逆転で優勝を飾った。
錚々たる面々の中、2023年に初出場で4位に入りその名をとどろかせた全日本選手権。去年は全日本ジュニアで実力を発揮することができず20位となり、出場を逃してしまった。今年の最大の目標は「全日本選手権に出場し、自分の魅力を届けること」。
「ジャンプの調子は上がってきていて、気持ちの面で跳べるか跳べないかみたいになっているので練習でもっと自信をつけたい」と次戦に向けての課題は自身の中で明確になっている上薗。
「もっと強くなった自分を見せられるように、しなやかで何があっても折れない芯の強さをもっと見せられるように練習していきたい」と、次戦初めての東日本選手権に挑む。

