列島に接近中の台風26号は、10月1日にも関東に最も接近する予想です。
先週の大雨で被害を受けた千葉県では、再び雨が強まる恐れがあり、新たな災害への警戒が強まっています。
台風26号が1日にも関東に最接近する見通しの中、9月30日も千葉県の被災地には雨が降りました。
千葉・大多喜町の土砂崩れ現場では、雨の中でも復旧作業が続いていました。
市原市と大多喜町にまたがる「養老渓谷」は、房総でも随一の温泉郷があり、これからのシーズンは“紅葉の名所”として多くの観光客が訪れる人気スポットですが、被災の影響で養老川を望む旅館の部屋から見える景色も一変しています。
養老渓谷で人気の温泉宿も、影響が長期化しています。
喜代元・秋葉保雄代表:
本来10月2日(金)から営業する予定だったが、台風26号の影響があって食材もまだ発注かけていないので、停電がまた起きるかもしれないので、今週はこちらからキャンセルお願いして見送って、次の週の3連休前の9日ぐらいから営業再開できればと今望みを。
迫りつつある台風26号の影響で、再開を延期。
宿のほうから、予約客にキャンセルをお願いしていました。
また、温泉宿自慢の料理にはキンメダイ、イセエビ、アワビなど房総半島の海の幸をふんだんに使ったものが人気です。
しかし、冷凍庫も今は空になっています。
喜代元・秋葉保雄代表:
これ(冷凍庫)に伊勢エビ、キンメダイ、カニとかを満タンに仕入れていた。
28日にやっと電気が復旧しましたが、それまで停電が続いていたため、用意していた食材は使用できなくなったといいます。
喜代元・秋葉保雄代表:
伊勢エビ、キンメダイ、アユ、カニとか高級食材が入ったが、シルバーウィークに備えて余分に取っていた分もあった。カニが20万ぐらい。
さらに、宿自慢の温泉にも影響が続いています。
シャワーや洗面所などが、断水の影響で使えない状況となっていました。
喜代元・秋葉保雄代表:
まだ営業の見通しが立ってないので、全然まだ掃除もしていないし沸かしてもない。今とりあえずは、台風26号がそんなに影響力なくて早く通り過ぎるのを待っている状態。
市原市内では、新たな土砂災害が相次いでいました。
崖がえぐれ、電柱が傾き、木は根っこからえぐれるような形で倒れていました。
付近に住む人によると、1週間ほど手つかずのままだといいます。
付近の住民:
台風が来て一番最後に風と雨がすごく強くなった。その時に崩れた。(Q.その状態が1週間続いている?)そのまま誰も手をつけずに。どこにどう連絡するのか分からないと、ご主人が言っていた。
対策がされていない土砂崩れ現場に、台風26号が迫っています。
付近の住民からは「不安どころか寝られない、夜怖くて。雨が降ってくると雨の重みでいつ崩れてくるか、どうしようもならない」と不安の声が聞かれました。
堤防が決壊した印旛沼では、土砂を積んだトラックが何台も連なっていました。
国土交通省によると、復旧作業には1日に約200人態勢であたり、24時間態勢で作業を続けています。
決壊した3地点4カ所のうち国が担当する箇所については、30日未明までに氾濫した水の流れを止めるための応急措置が完了し、決壊部分は石などでつながったということです。
1日にも台風26号が最接近する東京・八丈島では、視界が白くかすむほどの激しい雨が降っていました。
雨どいからも水が激しく流れ落ちるなど、台風が近づいてきていることが分かります。
また、港から望む海は大荒れとなっていて、白波が押し寄せていました。
島にあるスーパーでは、一部の商品棚が空になる状況になっていました。
台風26号は1日の明け方にかけて八丈島に最接近する見込みで、伊豆諸島南部では、30日夜から1日にかけて1時間に50mmの滝のような雨が降る恐れがあります。
最新の情報に注意が必要です。
土砂崩れなどの爪痕が残る千葉県の被災地に、台風26号が1日、接近する予想です。
予想では、1日の朝から午後にかけ、房総半島の太平洋側に活発な雨雲が流れ込み、警報級の大雨となる恐れがあります。
これまでの大雨で地盤が緩んでいる場所があるため、土砂災害など新たな災害の発生に警戒が必要です。
