【ジュニア男子】デビューの木村碧一が優勝
ジュニア男子は上位7名が東日本選手権に進出した。
優勝は木村碧一。
今季ジュニアデビューの木村。
去年全日本ノービス選手権では3位で表彰台にあがり、推薦出場した全日本ジュニア選手権でもフリー進出を決めた。
「ショートが終わってフリーの前のアップでふくらはぎが張っていて、これが2日間試合があるきつさなんだな」とノービスとの違いを語った。
仲間たちからの大きな声援を受け、ショート、フリーともに自己ベストを更新する会心の演技でジュニアカテゴリー初優勝を果たした。
ショートでは、今季から組み込む大技トリプルアクセルで手をついてしまったものの、演技後半に3回転フリップ3回転トール―プのコンビネーションジャンプを成功させた。
大会1週間前に負ったおしりの打撲の影響を感じさせない演技を披露し、大きなガッツポーズ。65.06の点数をキスクラで見ると、驚きの表情を見せた。
フリーは、自身で選曲した大好きなハリー・ポッターの曲『HARRY POTTER AND THE CURSED CHILD』。
最終滑走の緊張から、「体がガチガチで動かなくなりそうでジャンプが跳べるか不安だった」と話す中、冒頭トリプルアクセルをGOE(出来栄え点)1.60がつく出来で着氷させた。
そこから勢いに乗り、3回転フリップからの3連続ジャンプも着氷。演技後半は「体力がなくてスピードが落ちてしまった」としつつも、「きつくても大好きなハリー・ポッターの世界観を表現したい思いは変わらなかったので、ギリギリのところで踏ん張ることができた」と振り返った。
ジュニアに上がり表現力も強化している木村。夏の期間、織田信成さんに指導してもらったコレオシークエンスでも会場から大きな歓声があがった。
木村は同じ埼玉アイスアリーナで練習を積む佐藤駿や大島光翔を参考に、大技トリプルアクセルを夏休み期間中5日目で習得した。練習ではすでに4回転トーループも片足で降りられているという。
「後半のジャンプが跳べるようにするのと、振付をもっと大きくしたりもっとスピード出したりできるように修正したい」
東日本選手権ではさらにブラッシュアップし、ショート70点以上、フリー120点以上を目指す。
そして、「全日本ジュニアでは4回転も跳びたいし、できる限り難しい演技をしたい」と先を見据える。

