神奈川県警の交通違反不正取り締まり問題で、うその書類を作成した罪などに問われている元巡査部長が初公判で起訴内容を認め、「違法性の認識は薄かった」と述べました。
神奈川県警第二交通機動隊に所属していた元巡査部長の中田雄一被告(42)は2024年、スピード違反を取り締まる際に、速度を測定せずにうその内容を記載をして書類を作成し取り締まりを行った罪に問われています。
17日、横浜地裁で初公判が開かれ、中田被告は起訴内容を認める一方で、「当時、このような取り締まりが許容されていて、違法性の認識は薄かった」と述べました。
検察側は冒頭陳述で、2022年3月ごろから規程が変わって緊急走行するパトカーは屋根の赤色灯を点灯しなければならなくなり、「取締対象者が追尾に気がつき検挙数を維持することが困難になった」と明かしました。
そのうえで、「以前のような検挙数を維持したいと考え、上司から注意を受けたことがあったが、不適正な違反取締りをやめることはなかった」と指摘しました。
一方、弁護側は「正規の方法が明確に規定されず、周知徹底もされておらず、悪質性は少ない」と主張しました。
次回は10月28日に被告人質問などが行われる予定です。
