それからは、パウチ食品・常温で保存ができる食品や、袋を開けたらすぐに食べられる食品を使ったレシピを考え、家族の好みに合うものを少しずつ見極めながら、災害時でも作れるおかずを試してきました。家族にウケが良かった食品を中心にストックを増やし、ときどき「普段のおかず」として食卓に出すと、作る練習にもなり、賞味期限切れも防げて一石二鳥。
「こんな簡単な調理の練習が必要なの?」と思われる方もいるかもしれません。ですが、非常時には焦ってしまい、普段ならできるはずのことができなくなることがあります。私自身、海上保安官として働いていた頃に、そんな場面を何度も経験しました。
また、先輩方から「知っている」と「できる」は違う、と教わって以来、私は「実際にやってみる」ことを大切にしています。災害時に、家族のためにひとつでも多くの「できる」を増やしておくこと。それが、いざという時に子どもたちを守る力になると思うのです。
川崎みさ(かわさき・みさ)
1985年生まれ、広島県在住。元海上保安官で2児のママ。船舶料理士、整理収納アドバイザー1級、防災士、ひろしま防災Jプログラムトレーナー。

