浜岡原発のデータ改ざん問題で、トップが交代する中部電力。安井稔新社長が9月15日、取材に応じ「信頼回復を最優先したい」と話しました。
中部電力新社長 安井稔取締役:
「信頼回復最優先で、解体的再構築をしっかりやっていくことに尽きますね。当事者意識を持って、問題の解決に当たりたい」
15日朝、東海テレビの取材に応じた中部電力の安井稔取締役(61)。10月1日の社長就任を前に、「自分が経営層にいたときの課題もあったと思う。当事者意識をもって問題解決に当たりたい」と語りました。
林欣吾社長(9月14日):
「非常に厳しい局面を乗り越えるために最もふさわしい人材。力強くけん引してくれる人材は、安井さんをおいて他にはいない」

ルールの順守より社内の論理を優先する「独自の正当化理論」の広がりや、専門性の高い部署の業務のブラックボックス化などを調査委員会に指摘された中電。火力発電の部門が長い安井新社長は、企業体質を一新し信頼を取り戻せるのでしょうか。
一方、9月末で辞任する林欣吾社長(65)は15日、静岡県庁や浜岡原発の地元・御前崎市などを訪問して、一連の不祥事を謝罪しました。

林欣吾社長:
「度重なる不適切事案の発生により、静岡県の皆さまには多大なるご心配、ご迷惑をおかけしております。心からおわび申し上げます。申し訳ございませんでした」
鈴木静岡県知事:
「新体制、組織を変えるだけではなく、風土そのものの改革に努めていただきまして、信頼回復のためには地元、県民の皆さんにしっかり寄り添って、丁寧な説明をしていただきまして」
中電は浜岡原発の安全審査の申請を一旦取り下げますが、再稼働を諦めないと強調しています。
赤澤経済産業大臣は…。

赤澤経済産業大臣:
「(浜岡原発の)安全性について、住民の皆さまのみならず、国民の皆さま全体に大きな不安や疑問が生じている状況だと思います。軽々に再稼働について議論するのはいかがなものかというのが、私の率直な認識でございます」

