9月はがん征圧月間です。2人に1人が生涯に1度はかかると言われているがん。
大分県内でも検診の呼びかけのほか、最新機器の導入が進んでいます。
取材しました。
日本人の死因で最も多い「がん」。
部位別では大腸がんで亡くなった人の数が女性で1位、男性で2位となっています。
しかし、早期の段階では自覚症状はほとんどなく専門家は検診の大切さを訴えます。
◆大分大学医学部 猪股雅史 部長
「早期発見が一番重要です。大腸がんは比較的治りやすいがんなので早く見つけて、早く治療をすることが大事だ」
仮に進行していた場合でも程度によっては体への負担が少ないロボットを使った手術などが可能だということです。
◆大分大学医学部 猪股雅史 部長
「大分県は大腸がんの検診受診率が必ずしも高くなくて、大腸がんの検診を皆さんに受けてもらいたい」
がんの早期発見に向けては各自治体が検診を呼びかけています。こちらは大分市が市民を対象に行っているがん検診の様子です。地域の公民館などに出向いていて500円のワンコインで受けることができます。
◆がん検診の受診者(女性)
「悪くなってしまう前に、念のために検診をしておくのがいいかなと思ってきた」
◆大分市健康課 河野祥さん
「こういったがん検診等を公民館で行っているので、そちらを受けてもらって、早期発見をしてもらいたい」
一方、がんの治療に向け県内でも最新の医療機器の導入が進んでいます。
◆県立病院 放射線科副部長 清田貴茂 医師
「こちらが新しく入ったトゥルービームと呼ばれる治療の機械になる」
県立病院で2026年6月に導入された最新の放射線治療装置、「トゥルービーム」です。従来のものと比べて位置を細かく指定でき腫瘍に、よりピンポイントに当てることが出来ます。これにより、患者の負担が軽減できるということです。
◆県立病院 放射線科副部長 清田貴茂 医師
「腫瘍だけに高い放射線を当てて腫瘍を消失させる効果が上がるだけでなく、周囲の臓器の副作用や有害事象が軽減される効果がある」
導入以降、連日40件以上の治療に使われていて患者からのニーズも高いといいます。ただ、がんの制圧に向けて大事なことは最新技術だけではないと清田医師は強調します。
◆県立病院 放射線科副部長 清田貴茂 医師
「皆さんが健康に対する意識を持ち国とか行政とか自治体とかも変化していくことが全体の皆さんの健康をよくすることにつながるのではないかと思う」
9月はがん征圧月間。
医療が進歩する中ですが、早期発見に繋がる検診についてはこれまで通り、受診を心掛けたいものです。
