鳥取県伯耆町の植田正治写真美術館の前館長が入館料など約2600万円を横領していた問題で、町は9月15日に美術館を運営する財団に問題の経緯などを説明しました。
財団からは町のずさんな管理体制に厳しい声が上がりました。
伯耆町・小澤町長:
7年間の長い間にわたって見過ごしてしまったことにつきまして、町政を預かる最高責任者として痛恨の極み。
説明会には植田正治写真美術館を運営する財団の役員5人が出席、冒頭で伯耆町の小澤町長が陳謝しました。
そして、町の担当者が着服の経緯を説明、被害額全額を回収する目途が立っていないこと、回収に向けて弁護士と協議を進めていることなどが報告されました。
植田正治写真美術館では53歳の前館長が在任中の7年間にわたり、入館料約2600万円を横領していたことが発覚、町議会が「百条委員会」を設置して全容解明を進めています。
このあと、町と財団の意見交換が非公開で行われました。
そのなかで…。
伯耆町教育委員会事務局・本庄直哉次長:
どうしてこういう事案が起こったかという質問が一番多かった。
館長1人に任せていたのかという質問もいただいた。
美術館をはじめとして現金を取り扱う施設がいくつかあるので、全体としてこういうことがないように取り組んでいる。
前館長が1人で帳簿などを管理していたことや売り上げなどを管理するための財団の評議員会が3年前から一度も開催されていなかったことなど、ずさんな管理体制に対し財団側から厳しい声が上がったということです。
町は着服の経緯を検証するプロジェクトチームを発足し、近く第三者委員会も設置する方針で全容解明に全力で取り組むとしています。
