熊本地震の影響で規模を縮小して、『藤崎八旛宮秋季例大祭』が開幕しました。13日は獅子の飾り卸しが奉納され、30年ぶりの親子の共演がありました。
熊本地震による被害に配慮し、神幸行列や飾り馬の奉納が中止となった今年の例大祭。
一部の神事は執り行われ、13日は境内で、熊本城の築城当時から受け継がれてきた新町獅子保存会による獅子の飾り卸しが行われました。
多くの参拝客が見守る中、例大祭の初日に藤崎八旛宮の神前でだけ披露される厳かな『天拝(てんぱい)』の舞が披露されました。
続いて、鉦(かね)と太鼓と笛の音に合わせ、奉納されたのが『牡丹の舞』です。
赤色と黄色の二頭立てで舞うのは、保存会でも実に30年ぶりという親子の共演。
牡丹の花を中心に、赤の雄獅子で舞うのは宮本 茂史(しげひと)さん。そして、黄色の雌獅子は、高校3年生の息子・茂丸(しげまる)さんです。
神前での奉納は保存会でも花形で、選ばれし者だけが舞うことのできる大舞台です。
宮本さん親子は力強さと優雅さを全身で表現し、観客を惹きつけました。
【父・宮本 茂史さん】
「親子というよりも、一緒に稽古しているメンバーとして、大人として見ていましたので、ちょっとずれてるなというところがあったんですけど、皆さんに褒めてもらえてよかったと思います」
一方、父との共演に息子は…
【息子・茂丸さん】
「獅子舞だけでも奉納できたので、本当によかったです。出来としては99点ですね」
ラッパと太鼓の祭囃子が聞こえない今年の例大祭。しかし、境内では伝統を受け継ぐ親子の舞が熊本に秋の訪れを告げていました。
