監督交代という大きな転換点を迎えたいわきFCが、ホームで横浜FCと対戦。クラブの原点である“魂の息吹くフットボール”を取り戻し、後半の2得点で新体制初勝利を挙げた。
《2026/27 明治安田J2リーグ 第6節》
2026年9月12日(土)ハワイアンズスタジアムいわき
いわきFC - 横浜FC
開幕から5試合で監督が交代するという異例の事態となったいわきFC。長年チームを率いてきた田村雄三前監督が成績不振で退任し、田坂和昭新監督が初陣を迎えた。
スタンドには「残念なニュースがあったけれど、みんなで乗り越えたい」「大きな声で応援するしかない」と語るサポーターの姿があり、「田坂」と新監督の名を呼ぶ声も響いた。
田坂監督は試合前、「原点に戻ろうという中で、一人一人が自分の原点を思い出してほしい」と選手に伝えた。その原点こそ、クラブが掲げてきた“魂の息吹くフットボール”だ。
横浜FCとの競り合いでは、ユニフォームを掴まれても倒れず、突破されれば全力で戻る。ボールを奪いに行き、最後は体を張ってゴールを守る。選手たちは、田坂監督が語る“いわきらしさ”を随所で体現した。
後半7分。山中亮太がゴール前へ走り込み、冷静に流し込んで先制点を奪った。
後半35分。いわきFCと共にキャリアを歩んできた山口大輝が得点を挙げ、会場は大きく沸いた。山口は「サポーターと1つになるためにも、ゴール裏に行ってみんなと喜ぶのが一番いいと思った」と語り、サポーターとの一体感を強調した。
試合終了のホイッスルが鳴り、田坂体制の初陣を白星で飾った。試合後、山口は「ここからもう1回1つになりましょう、いわきFC。全員で行きましょう」と呼びかけた。
田坂監督は会見で、チームを築いてきた歴史を思い返し言葉を詰まらせる場面もあり、「これに一喜一憂することなく、いわきらしさを追求していきたい」と前を向いた。
【いわきFC 2-0 横浜FC】
次節は第7節、9月19日(土)。サガン鳥栖とアウェーの駅前不動産スタジアムで対戦する。
