中国の習近平国家主席は、約7年ぶりに訪問したインドでモディ首相と会談し、国境問題の解決に向けて取り組み、関係改善を進めることで一致しました。
習主席とモディ首相は12日、BRICS首脳会議が開かれているニューデリーで会談しました。
中国外務省によりますと、習主席は「中国とインドはパートナーであり、敵対関係ではない」と述べ、モディ首相も「中国とは対立相手ではなく、パートナーとして協力する」と応じました。
また、習氏が「友好的な交流と互恵的な協力を強化すべき」と呼びかけたのに対し、モディ氏は「中国とハイレベルな交流を維持し、戦略的対話を強化したい」などと関係発展を進める姿勢を示しました。
中国とインドは、2020年に国境の係争地で両国軍が衝突し、関係が悪化しましたが、両首脳は今回、国境地域の平和と安定を維持することで一致しました。
習主席は、8月下旬以来、中央アジアでの上海協力機構首脳会議やBRICS首脳会議に参加するなど、外交活動を活発化させています。
習主席としては、9月下旬に予定されるアメリカのトランプ大統領との首脳会談を前に、インドとの関係改善を進め、多国間外交の中で中国の影響力を示す狙いがあるとみられます。
中国側は、モディ氏が台湾やチベットについて従来の立場を維持し、インド国内で「反中活動を許さない」と述べたと発表しています。
ただ、インド側はこうした発言については明らかにしていません。
一方、インド側は、中国との貿易不均衡やサプライチェーンなど、経済面の懸案について協議したと発表しています。
