アメリカのCIA(中央情報局)が、アメリカ同時多発テロの3年前、航空機を突入させる攻撃の可能性を警告していたことが分かりました。
CIAは11日、アメリカ同時多発テロから25年となったのにあわせ、クリントン政権とブッシュ政権時代に作成された「大統領日報」71件の機密を解除し、公開しました。
このうち69件は初めて公開されたもので、100ページを超える文書が明らかになりました。
1998年9月の文書では、国際テロ組織アルカイダについて、「爆発物を積んだ航空機をアメリカの都市に突入させる可能性がある」と、当時のクリントン大統領に警告していました。
さらに、同じ年の12月の文書には、航空機をハイジャックする計画に加え、実行チームのメンバー2人がニューヨークの空港で行った予行演習で、保安検査をすり抜けたとの情報も記されていました。
アメリカの調査委員会はこれまで、情報機関が航空機を使った攻撃の可能性を把握していたと指摘していましたが、こうした警告がクリントン大統領に伝わっていたかは明らかになっていませんでした。
CIAは、「乏しく、曖昧で、不完全な情報しかない中で、分析官が攻撃計画を警告しようとした経緯を示している」と説明しています。
