福島県内はスーパーエルニーニョや気圧配置の影響で日照不足が続いており、9月11日(金)も各地で冷たい雨が降る見込みです。日照不足による農作物への影響や、シルバーウィークに向けた台風の動向について、福島テレビの斎藤恭紀気象予報士が詳しく解説します。
■なぜ晴れない?異常気象と台風の影
例年であれば夏の太平洋高気圧が強まる時期ですが、今年は南米沖で発生している「スーパーエルニーニョ」の影響により気圧配置が変異しています。フィリピン沖の海水温が低くなったことで高気圧が北や東へ偏り、日本付近は低気圧の通り道(低気圧性循環・モンゾーンジャイア)となりました。熱帯低気圧や台風が相次いで通過したため日照時間が平年の3割程度と大幅に不足しています。
さらに、この気圧配置が解消したあとも秋雨前線が日本付近に停滞するため、しばらく晴れる日はなさそうです。日照不足による農作物の病気発生が懸念されるため、追肥や薬剤散布などの対策を行ってください。また、来週のシルバーウィーク初日(19日頃)にかけては、各国の気象モデルが大型台風の接近・通過を予測しており、今後の台風情報に注意が必要です。
■あすのエリア別天気
9月11日(金)は朝6時頃から午後3時頃にかけて雨が降りやすく、気温も気圧も低い状態が続きます。頭痛など気象病の症状が出やすい方はあらかじめ対策をとっておきましょう。
【会津地方】
朝6時頃から午後3時頃にかけて雨が降ります。南部ほどしとしとと降りますが、大雨になる心配はなく、予想総雨量は南部でも10mm程度です。最高気温は喜多方で23℃、会津若松で22℃の予想です。
【中通り】
冷たい雨の金曜日となります。北部(福島や伊達など)の雨量は3〜4mm程度と微量です。午後になると雨が上がる見込みです。昼間でも上着が必要な肌寒さで、最高気温は福島で21℃、郡山で20℃と低く推移します。
【浜通り】
いわき市では9月上旬の日照時間が平年のわずか3割にとどまっており、11日も晴れ間は期待できません。雨が降りやすいすっきりしない天気が続き、最高気温は相馬で21℃、いわきで21℃の予想です。
■週間予報
向こう一週間もすっきり晴れる日はなさそうです。12日(土)・13日(日)の土日は雲が多いものの天気の大きな崩れはなく、イベント日和となりそうです。しかし、週明けの14日(月)以降は再び秋雨前線の影響で雨が続き、特に15日(火)は強まる雨に注意が必要です。
※2026年9月10日放送の福島テレビ・テレポートプラスの天気コーナー「福テレ空ネット」からの抜粋記事。気象情報は放送時(午後6時半時点)のもの。最新の予報をご確認ください。
