富山県氷見市などを襲った豪雨から2週間が経ちました。住宅に土砂が流れ込む被害があった氷見市では、10日から住宅などを対象に流れ込んだ土砂などを処分するための集積場を開設しました。
集積場が設けられたのは、氷見市運動公園の一角で、10日から11月30日まで午前と午後、時間を決めて毎日受け入れが行われます。
受け入れの対象は、アパートや一戸建てなど、宅地内から回収された土砂やがれきで、事務所や店舗から出たものは対象外となっています。
集積場は約1500平方メートルで、受け入れ状況に応じて、拡大も検討されます。
*住民
「どうしていいかわからなかったから、回収してもらえるのはすごくありがたい。
少しずつでも家の周りがきれいになれば。見てるだけで嫌なので」
自宅に流れ込んだわらの処分に訪れたのは、集積場から約300メートルのところに住む廣野愛さんです。
先月の豪雨で、自宅は約68センチ床上浸水し、庭にも大量のわらが流れてきて、豪雨から2週間が経った10日も、家族と一緒に片付け作業を行っていました。
*住民
「家の後ろで、こんなごみ拾おうと思わない、自分のうちの草すら」
廣野さんの夫も片付けのため、豪雨の日から会社を休まざるを得ない日が続いています。
*夫 廣野辰徳さん
「(わらは)この一面だった、すごい量だった。ボランティアにも手伝ってもらって、やっと(ごみが)なくなった。あとこれ(わら)ぐらい」
10日朝、集積場が開設されたことで、わらの処分については解決した一方、自宅の修繕工事はまだめどが立っておらず、今後の生活にも不安を感じているということです。
*夫 廣野辰徳さん
「元の生活に戻りたい。早くになればいいなあと思うが、氷見市も多分忙しくて、工事なども全然進んでない」
氷見市では被災した宅地の土砂撤去などにかかる費用を補助する制度も設けていて、り災証明書を受けた宅地の所有者を対象に、土砂の積み込みや運搬などの費用が最大6万円まで補助されます。
そのり災証明書について、市は、10日から申請した人の自宅や避難先に順次郵送すると発表しました。
り災証明書は住宅などの被害を証明する公的書類で、補助金の申請など行政の手続きに必要とされています。
