7月に発生した地震では、子どもたちの学校生活に欠かせない、給食センターも数多く被災しました。いつも通りの給食を提供することができない中、八代市は〈応急給食〉で非常事態を乗り切ろうとしています。
【八代市 小野 泰輔 市長】
「(9月1日の)パン1個とミートボール5個というのが、子どもたちにとってもすごく少なかったみたいで、いろいろな方から〈今の給食は問題あるのではないか〉とご意見もらったので…」
八代市は市内12カ所の給食センターや調理場のうち10カ所が被災し、ご飯やパンの主食とレトルト食品おかずを提供する〈応急給食〉で対応しています。
小野 市長は9月3日、〈応急給食〉について、「量が少ない」など改善を求める声が寄せられていることを明かし、「早急に対応する」と述べました。
子どもたちは今、どんな食事をしているのでしょうか。八代市立植柳(うやなぎ)小学校を訪ねました。
【児童】
「いただきます」
この日のメニューは親子丼。常温のレトルト食品を温かいご飯にかけます。食器は家庭から持参。避難先などで準備が難しい児童には、学校が紙皿などを用意します。
【児童】
「甘くてうまいです」
「冷たくてもおいしいから助かる」
「給食センターが壊れても、少ないものだけでも出してもらえるのは、ありがたいなと思う」
不便さを強いられる中でも〈感謝〉の気持ちを忘れない子どもたち。しかし、こんな素直な声も聞かせてくれました。
【児童】
(足りた?)
「あまり足りませんでした」
(ちょっと足りなかったね…今、一番恋しい給食はありますか?)
「唐揚げです」
【八代市立植柳小学校 園田 泰男 校長】
「苦労して食を提供していただくことにまず感謝。そして、全員で同じものをいただく経験が今後、起こりうる災害に対して〈生きる力を育む防災教育〉につながると考えている」
八代市によりますと、植柳小学校を含む多くの学校は、9月24日までには通常給食に戻る見通しとのこと。
(全体の9割が9月24日までに再開)
一方、井戸が破損した『南部給食センター』は復旧完了までに時間を要する見込みで、9校・約1100食分については、他の給食センターから配送するなどして対応するということです。
そして、7日の〈応急給食〉は牛乳と中華丼、そして、デザートのイチゴゼリーでした。7日から一品追加して、提供されるようになったということです。
