気象庁は伊豆諸島では、レベル5土砂災害特別警報を発表しています。伊豆諸島では、これまでに経験したことのないような大雨となっているということです。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、命の危険が迫っているため直ちに身の安全を確保しなければならない状況ですので、土砂災害に最大級の警戒をするよう呼びかけています。また、東日本太平洋側と東北太平洋側では7日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してほしいということです。東北地方、関東甲信地方では、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まるおそれがあるとしています。※全般気象解説情報(大雨・落雷・突風)第15号より(9月7日午前11時9分気象庁発表)
気象概況
台風24号は7日午前9時に熱帯低気圧になりました。低気圧が関東付近にあって北北東に進んでおり、低気圧から前線が四国沖にのびています。台風24号から変わった熱帯低気圧の東側を北上する暖かく湿った空気が前線に向かって流れ込み、前線の活動が活発となっています。このため、伊豆諸島では、7日9時までの24時間降水量が平年の9月1か月分の降水量を超えている所があるなど、記録的な大雨となっています。
低気圧は8日にかけて、東北地方の太平洋沿岸から千島近海に進むでしょう。低気圧から四国沖にのびる前線は、10日頃にかけてほとんど停滞する見込みだということです。台風第24号から変わった熱帯低気圧は、日本の南を北上し、9日は西日本付近で前線上の低気圧に変わる見込みということです。
引き続き、熱帯低気圧の東側を北上する暖かく湿った空気が前線に向かって流れ込み、大気の状態が非常に不安定となって前線の活動が活発となるでしょう。このため、雷を伴って非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。これまでの大雨で地盤の緩んでいる地域では、少しの雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあるということです。前線や低気圧の動向によっては、10日頃にかけて大雨が続き、西日本から東日本の太平洋側を中心に総雨量が多くなる可能性があります。

雨の予想
・7日正午から予想される24時間降水量(多い所で)
東北地方 150ミリ
関東甲信地方 100ミリ
東海地方 120ミリ
近畿地方 150ミリ
・その後、8日正午から予想される24時間降水量(多い所で)
東北地方 80ミリ
関東甲信地方 100ミリ
東海地方 150ミリ
近畿地方 150ミリ
・その後、9日正午から予想される24時間降水量(多い所で)
関東甲信地方 100ミリ
東海地方 150ミリ
近畿地方 150ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあるということです。

防災事項
気象庁は伊豆諸島では、レベル5土砂災害特別警報を発表しています。伊豆諸島では、土砂災害に最大級の警戒をするよう呼びかけています。東日本太平洋側と東北太平洋側では7日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してほしいということです。北日本や西日本では9日にかけて、東日本では10日頃にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してほしいとしています。
また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう呼びかけています。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めるとともに、降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意が必要です。

